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遥か遠き家
1巻完結

遥か遠き家

820pt/902円(税込)

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作品内容

僕に全てを与え、捧げてくれた人。90年代、アメリカ。過保護すぎる親の箱庭で、死んだように生きていた少年・アラン。旅人・ヘイデンと出会い、強烈に惹かれ合うも、彼には一か所にとどまれない放浪癖があると知る。共にいるためには、家出するしかない。それはヘイデンが、誘拐犯になるということ。それでも彼は、何もかも投げ捨て、アランを地獄から連れ出してくれる――。その轍は、逃走経路。しかし彼らにとっては――「二人だけの家」への、帰り道。

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 遥か遠き家

    820pt/902円(税込)

    僕に全てを与え、捧げてくれた人。90年代、アメリカ。過保護すぎる親の箱庭で、死んだように生きていた少年・アラン。旅人・ヘイデンと出会い、強烈に惹かれ合うも、彼には一か所にとどまれない放浪癖があると知る。共にいるためには、家出するしかない。それはヘイデンが、誘拐犯になるということ。それでも彼は、何もかも投げ捨て、アランを地獄から連れ出してくれる――。その轍は、逃走経路。しかし彼らにとっては――「二人だけの家」への、帰り道。

レビュー

遥か遠き家のレビュー

平均評価:4.6 225件のレビューをみる

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高評価レビュー

地平線に届くように
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 私には最期、E線上のアリアのような穏やかさを内包しつつ、某歌手の「ドライバーズハイ」がまさにフィットしてしまい、悲しさよりは清々しさを感じました。私は60~80年代のアメリカを舞台にした某山とカウボーイの映画も見ていて、アメリカ社会における自由とは命をかけてバカ正直に生を貫いた結果なんじゃないかと思った。(日本が悪いとかいう話は全くしていませんので悪しからず。)宗教、肌の色、貧困と切っても切れない薬、銃社会。ゲロ臭さと隣り合わせは昔の方がより痛烈だったんだろう。今生きている日本の片田舎で生を受け極普通の私からしたら、2人が最期まで自分らしく居てくれたのは救いに見えたし、最期まで神に愛されて2人は赦されたのだと私は思った。どこでかけ違えたのか?どこからやり直したらいいのか?生きて償うことがあっても、もうそれは生きながら死を選ぶと同じなんじゃないかとも感じた。片や病気で出血、片や薬物中毒で余罪がある。身寄りもなく罪を重ねる2人はアメリカにおいては寿命が尽きても塀から出れない可能性がある。どうせ消える命なら、2人一緒に還りたい。罪も罰も全部、自分たちの身を持って清算した2人に、私はハッピーエンドだと思いました。目の前に見える景色が、自分が愛し焦がれたモノが近くにある。置いてかれる寂しさも、生きながら背負う苦しさも、全部自分自身のままやりきって出てきた気持ちが穏やかであったから、私はそれで満足です。最高のフィナーレ!おめでとう。(マジで読み終わった後にドライバーズハイ聞いてみてください。感情がグチャグチャになるかもだけど私は2人への応援ソングに思えましたし、流れ星のような2人が選んだ道が間違ってなかったんだなって肯定されて助かりましたし私は某歌手の熱狂的なファンではないので安心してください)
いいね
5件
2022年9月26日
レビューせずにいられませんでした
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ BLを読み始めて、初めてレビューします。
私が読み始めたキッカケは日々のやるせなさを埋めたい、無意識にそんな気持ちが潜んでいたと思います。
なので、読後自分が落ちそうな作品はなるべく避ける傾向にありました。
そして、自分の感動やらを言葉に変換するのにかなり時間を要するタイプなので、レビューも日々のあれこれに振り回され出来ずにいました。
しかし今回は、フォローさんのレビューから、これは読まないとダメな気がする…と感じ、迷った挙げ句購入しました。そして読後レビューせずにいられませんでした。
読んでいる最中、涙が止まりませんでした。
その感情を理解するより先に、涙がポロポロ流れていました。
そして、最後は悲しい結末だったとは思うのですが、切なさと共に温かい感情が溢れて…。
自分の存在をどこか許せず、過去に囚われ、人生をやり直したいと思っていても、今ある日常を捨ててまで何処へも行けない。
だけど、許されたい、自分をそのまま受け入れて愛されたい、そして愛したい。つきつめて人生って、そんな誰かを探す旅ではないでしょうか…
私は彼らが互いにそれを相手に見出し、抱えた苦しみを昇華し、誰にも邪魔されない二人の場所に帰って行く姿は幸せに満ちた様に見えました。
本当に読んで良かった、読んだらまた泣くと思います。
読むキッカケを頂いたフォローさん!本当に本当にありがとうございます。
これをキッカケに私も拙いながら、心の言葉を形にして行こうと思えた作品でした。
いいね
13件
2021年4月17日
得られなかった温かな家庭という蜃気楼
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 90年代のアメリカ南部を舞台にした物語。生まれつき血液の病気を患う17歳のアランは狂信的なカトリックの両親の下で厳しく監視され、ちょっとしたことにも懲罰を受ける生活をしています。そんなアランが、街で働く流れ者の青年•ヘイデンと知り合います。恐らく二度と会わないだろうアランに、ヘイデンは普通なら話さない自分の育った家庭のことをちらりと話します。そしていつか行きたいメキシコの海の話をして絵葉書をくれるのでした。他の人にはわからないだろう苦しみを背負う二人は行動を共にするようになり、ついには一緒に街を出ます。自分に都合良く神を振り回す横暴な父親からの愛を求めるアラン、DVの挙句母親が父親を殺そうとしているのを知りながら止められず、結局その罪の意識で母親が堕落して死んでいったことも自分の罪として背負うヘイデン、二人は得られなかった安らぎをお互いに見出すのですが、旅の途中で関わった娼婦の死から追われる身となるのでした。ロードムービー的ストーリーに緻密な背景、豊かな表情が高い画力で描き出されます。普通なら環境に痛めつけられて汚れてしまうところをそうならずに苦しみ続ける二人の魂の清らかさが痛々しいです。捨ててきたはずの「家」の呪縛から離れられない、あったかもしれない、あるはずのないホームを求める姿は究極に不憫で、重いのが苦手な方には向きません。あらゆる過去の記憶を持たない輝く海が、二人を大らかに優しく受け止めてくれたことを願います。
いいね
3件
2024年12月27日
彼らが出逢えたこと
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 紙版が発売日当日に重版が決まったという記事を見て、電子発売と同時に購入しました。
1990年代のアメリカ。信仰や罪、赦しといったテーマを背景に狂信的なカトリック信者の両親を持つアランと
壮絶な子供時代を過ごしたヘイデンとが、自分たちの居場所を求めて旅に出ます。
読み進めていけばいくほど、やり切れない思いで胸が痛み、周りの大人たちに憤りを感じます。
旅費を稼ぐ方法1つ見ても、こういった行為が彼らの生活のすぐ隣で当たり前のように行われていた光景だったのだろうと思うと、また辛い。
もしもあの時・・と考えるときりがないけれど、それでも彼らは出逢えた。
僅かな時間ながら愛し愛され、与え与えられ、心が満ち幸せを感じることができた。
もし神様に、出会う前からもう一度やり直させてあげるよ、と言われたとして
同じ結末を迎えると分かっていても彼らに出逢わないという選択肢はないだろうなと思います。
苦しい過去も犯した罪も全て二人で分け合って手を取り一緒に帰っていく。
それが幸せなのか不幸なのかは、彼らのものであって、
逃れられない無慈悲な現実の中で必死で足掻いた、彼らのその精一杯の生を、哀れむ事はしたくないと思いました。
きっと彼らにとってはハッピーエンド。私にはそう思えたお話でした。
願わくば、彼らの家路が温かく優しいものでありますように。
いいね
22件
2021年5月22日
ただ君の隣へ。
初読み作者さんで初単行本。また凄いものを読んでしまいました。。フォローしてる方にオススメしてもらい、またレビューもいくつか上がっていたので興味を持ち、レビューは薄目で見てあらすじネタバレなしで読んだら、やられました。涙しばらく止まりませんでした。レビュアーさん仰る通りこのような作品に出会えるからBL読みはやめられませんね。
ぜひ試し読みしてみてください。映画のようなプロローグ、美しい海に差し込む光と舞い上がる白いスケッチ紙、すぐに彼らが生きていた世界へ持っていかれます。そして少しでも興味をもったら、ぜひ彼らが二人だけの家に帰るまで辿った旅路を一緒に追ってあげてください。罪と赦しもないところ、ただ君の隣へ。
表紙の英語文は聖書から。
ルカの福音書2-19 しかしマリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。(天使が訪れメシアの誕生を告げたことを羊飼いからマリアが聞いた箇所)
哀歌1-21 聞いてください、わたしの呻きを。慰めてくれる者はありません。敵は皆、わたしの受けた災いを耳にしてあなたの仕打ちを喜んでいます。彼らにも定めの日を来らせわたしのような目に遭わせてください。(バビロンの捕囚時代、エルサレムの破壊を嘆く箇所)
いいね
31件
2021年4月15日

最新のレビュー

安住できる場所を探す旅
クリント・イーストウッドの「パーフェクト・ワールド」を思い出しました。
みんな、子供なら当たり前に与えられるはずの温かい愛情に恵まれずに育って、ただひたすらにそれを求めただけなのに。
運の悪い方は悪い方へと転がっていくうちに、違う悪意にもさらされるのがもう見ていられない。
ラスト、ふたりが美しく穏やかで安心していられる居場所を得られたならいいなと、そう思いました。
いいね
0件
2025年5月2日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

結末が刻みつけられる
制作:のぞ(シーモアスタッフ)
親に恵まれなかったヘイデンと、親から偏執的に育てられたアラン。自分の居場所を確立できない2人が安寧の地を求めて旅をする物語は息苦しくも尊さを感じます。互いを許し合い求める姿が美しく胸に刺さる…!八田てき先生の美麗な作画は時代背景の空気感がリアルに伝わり、作画重視の方も是非読んで欲しいです!

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