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世界でいちばん遠い恋 1 【電子限定かきおろし4P漫画付】

670pt/737円(税込)

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作品内容

[五十鈴 歩、29歳、投資家]
重度の感音性難聴だが、それ故に人よりも自立しなければという意識が強く、人に甘えることに不器用。

[壬生十嘉、19歳、バイオリニスト]
才能はあるが、群れない性格と異質な演奏スタイルから大学では孤立し、疎まれている。

音を知らない五十鈴と音を奏でる十嘉、
偶然出会った二人は、互いに“無いもの”を楽しむかのように距離を縮めていく。
五十鈴に惹かれている自分に気づいた十嘉は、
臆することなく真っすぐ感情をぶつけるが、
そんな十嘉に五十鈴は戸惑うばかりで…?
話題作『リバース』の麻生ミツ晃による、心震わす至高のラブストーリー
★雑誌掲載時のカラーを完全収録!!

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  • 世界でいちばん遠い恋 1 【電子限定かきおろし4P漫画付】

    670pt/737円(税込)

    [五十鈴 歩、29歳、投資家]
    重度の感音性難聴だが、それ故に人よりも自立しなければという意識が強く、人に甘えることに不器用。

    [壬生十嘉、19歳、バイオリニスト]
    才能はあるが、群れない性格と異質な演奏スタイルから大学では孤立し、疎まれている。

    音を知らない五十鈴と音を奏でる十嘉、
    偶然出会った二人は、互いに“無いもの”を楽しむかのように距離を縮めていく。
    五十鈴に惹かれている自分に気づいた十嘉は、
    臆することなく真っすぐ感情をぶつけるが、
    そんな十嘉に五十鈴は戸惑うばかりで…?
    話題作『リバース』の麻生ミツ晃による、心震わす至高のラブストーリー
    ★雑誌掲載時のカラーを完全収録!!

レビュー

世界でいちばん遠い恋のレビュー

平均評価:4.9 441件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) キュン
    椎の木さん 投稿日:2024/3/12
    高度難聴者と音大生がどんなふうに互いを理解して歩み寄れるのかを考えると 前途多難だろうなと思いました。でも杞憂でした。お互いの存在がより二人を強く優しくしていくんだと思いました。次巻が楽しみです。

高評価レビュー

  • (5.0) 優しい世界に涙がこぼれます。
    vamさん 投稿日:2022/1/9
    【このレビューはネタバレを含みます】 作者様買いです。麻生先生の心の奥底まで響く世界観に泣けてしまいます。 音の聞こえない世界を生きる五十鈴と、バイオリンの音を奏でる十嘉との運命的な出会いに、一瞬にして引き込まれました。 人に迷惑にならないように自立する意識が強くて、頼り方も甘え方も知らないような五十鈴。時として、他人の同情的な労りなどがしんどい事もあるかもしれないけど、偶然知り合った十嘉の特別視しない物言いは逆に楽かもしれないと思えました。友達の心配も気遣いもよくわかるので、少しくらい頼ったり甘えたりしてもいいかなと思うな…友達は嬉しいと思いますね。 五十鈴にとっては音楽の世界は遠いもののように感じてしまいがちですが、聞こえなくともその世界に触れてみたいと思う五十鈴のキラキラした目は、純真な子供のようで目で感じ、肌で感じ、音を空気の振動で感じ取る。決して自己の世界を狭めずに、自分に出来る事で楽しむ五十鈴がとても素晴らしいのです。十嘉と会話する中で見せる屈託のない笑顔が、とても柔らかでチャーミングで、温かい気持ちにしてくれます。会話の口の動きを見逃さないように見つめる目も素敵ですね。自分なりに一生懸命な人はとても素敵だと思います。 音楽を続けながらも壁にぶち当たって荒んだ心の十嘉には、五十鈴の真っ直ぐさが眩しいかもしれないけど、だから惹かれていく気持ちもとても伝わって来て心がざわつきます。独学で覚えた荒削りな演奏スタイルは、その道では難しいものがある事は十分に痛感してる事だと思うし、焦りや苛立ちもよくわかります。五十鈴と接するうちに、自然と変わり始めていく十嘉にはまだ希望に繋がる道が開けていくようで、それが嬉しいですよね。 友達関係の枠を越えないように、気持ちを抑える十嘉には少し辛いけど、二人の心が寄り添いながら距離を縮めているのは確かな事だと思います。意思の疎通のない空間は、多くの人の中にいてもとても寂しい孤独を感じます。五十鈴の中の孤独と、一匹狼的な十嘉は、互いに心を埋め合うようで、やはり二人は出会うべくして出会ったのだと思えました。 二人の間に流れる穏やかな時間に癒されて、その優しい空気感が余韻として残ります。何故だかホロリと涙が落ちて、二人の幸せを願わずにはいられませんでした。 とても良い作品に出会えた事に感謝の気持ちが溢れます。麻生先生、ありがとうございます。続きを楽しみにお待ちしております。 続きを読む▼
  • (5.0) ゆっくり進む恋を見守る醍醐味にため息
    みりみゆさん 投稿日:2021/8/21
    【このレビューはネタバレを含みます】 孤高のバイオリニストの十嘉(とおか)と重度の感音性難聴のデイトレーダー五十鈴。肩書からすると、交わることのなさそうな2人なのに、ミツ晃先生が2人の育ってきた環境を走馬灯のように、部分部分、良いカット割で織り込んでくれるので、そうかだから今こんな風に感じているんだなぁ、と人物像を2次元から2.5次元レベルに引き上げ、読み手が2人に自然に共感できるように作られているところに、先生のセンスを感じます。とおかは、島育ちで音楽会でバイオリンに出会い、バイオリンが好きで独学で弾きたいから弾いてきたのに、都会の音大に来たら聞こえるのは妬み、嫉みに喧騒とノイズばかり。そのうち、何のためにバイオリンを弾いているやら、自分が支持する先生からも今まで通りに弾くことを否定される中、難聴というハンディを抱えながら、静かに、一生懸命とおかの話やバイオリンを聞こうとし、懸命に伝えようとする五十鈴との出会いは、それまでのノイズから解放される砂漠の中のオアシスのようなものだったのでは。五十鈴の人物像も、友人の語りや本人の回想で描かれ、こちらはハンディがあることで周囲に甘えず、自力して生きよという親からの教えのもと育ってきてしまったから、甘え下手。でも、懸命に伝えようとするから表情も豊かでなんとも可愛いらしい。努力家でハンディがあることを重く感じさせない。ただその性格から人には言わない一抹の寂しさを抱えている人。まず、とおかが惹かれて迫るものの、線を引こうとする五十鈴。それでも諦めずに、五十鈴の側にいようとし、気持ちも伝えてくるとおかに、これまでにない感情を抱く五十鈴...というところで1巻終わってます。 2人が内面から惹かれていく過程が自然に描かれていて、この2人がLな関係になるのかな?と見守っていたら見事になった...!という王道BLの醍醐味を味わえたところがまずは溜息だし、重度難聴の人の感じ方や日常的なコミニュケーションの取り方も、興味深い。とおかが、五十鈴と出会って伝えたいと内面から感じて変わるところ、五十鈴と話すとき顎クイになる距離感の近さもエモい!五十鈴が29歳なのに幸せを祈らせて欲しくなる人柄で、庇護欲を掻き立てます。 レビューの高さも納得の、読んで満たされていく感覚が得られる作品です。2巻では、五十鈴にトキメキと多幸感を味わって欲しい。私はそのお裾分けをいただければ充分です! 続きを読む▼
  • (5.0) めちゃくちゃ良い!
    すももさん 投稿日:2022/1/27
    【このレビューはネタバレを含みます】 才能がある異端児のバイオリン奏者の十嘉は、人に何かを伝えることに対し全く関心がなく、演奏は『弾きっぱなし』。 周りからのねたみもあり音大では浮いた存在です。 ひょんなことから、聴力に障害をもつ五十鈴と知り合います。 相手の一言一言を聞き漏らさないように、丁寧にコミュニケーションをとる五十鈴。 彼と関わるうちに、相手に自分の思いをきちんと伝えたい・そして相手のこともちゃんと理解したいという気持ちに変わっていきます。 五十鈴と交流をしていく過程で、今までわからなかったバイオリンへの本当の想いにも気づきます。 この両方を通して、十嘉の演奏と音楽を学ぶ姿勢に変化が現れてくるくだりは鳥肌ものです。 19歳の十嘉は、脇目をふらず五十鈴に突き進んできます。 そんな十嘉に対し戸惑い、一旦距離をとってしまった五十鈴ですが、自分が作っている壁をどんどん突き破り、五十嵐のことをまっすぐに見つめ理解し、心底五十鈴の助けになろうとしてくる十嘉に徐々に惹かれていくところで終わります。 今後2人の関係が進むにつれて、十嘉の演奏がどのように花開いていくのか。 五十鈴が今まで内に閉じ込めていた、不安感や寂しさを十嘉に表出できるようになるのか。 BLのトキメキもありなんですけど、 優しくて美しい小説を読んでいるようです。 読後、十嘉が『かわいい』と言った五十鈴の表情や、色んな音・人の意見が耳に届いてしんどそうにしている十嘉の耳を、五十鈴が優しく塞いであげる場面などが浮かんできて。だいぶ重症だぞ、私…と思っている今日この頃です汗。早く続きが読みたいです。 続きを読む▼
  • (5.0) まだ未完ですが
    ノラ猫さん 投稿日:2021/9/6
    【このレビューはネタバレを含みます】 続きが気になるけれど、今のままでも十分に満足のいく作品でした。 ……と、言うのも、恋情を成就させるだけがテーマではない作品だからです。 恋愛と言う意味ではスローペースですが、それを抜きにしても、お互いの心の距離が縮まっていく様子や、お互いに自分とは違う質の相手に戸惑いつつ関心を抱き、理解しようと向かい合う姿が秀逸に描かれています。 言語コミュニケーションだけでなく、楽曲によるコミュニケーションも絡んでいて、とても良い対比になっていると感じました。 障がいに関係した作品は、その部分が強調され過ぎていることがあって、読むのをためらってしまうのですが、今作は、遠慮なく疑問をぶつけてくる若者なので、気兼ねなく、できる事、できない事を主人公が伝えやすくて良い感じです。 自分が演奏することが楽しくて聴衆を置いてけぼりにしかねない音大生の苦悩と、音声言語によるコミュニケーションができない事に諦めやもどかしさを感じている主人公の新たな扉が開かれて行く姿がとても美しい。音を美しく発するだけでなく、相手に届けることを考え始めた音大生がどのように成長していくかも楽しみですし、ぎこちない二人の、もどかしい距離感が最高に良いです!続きが気になるけれど、今のままでも十分に心が震える作品です。やっぱり、この作者さんの描かれる人間の姿や世界観は繊細で美しいですね。美しい風景がのような作品です。 続きを読む▼
  • (5.0) 静かなページから音が聴こえてきそう
    まるころさん 投稿日:2021/12/25
    有名なリバースはシリアス過ぎて私には重く、ハマれませんでしたが、これは良かったです。 重度難聴のデイトレーダーと天才肌のバイオリニストのお話ですが、タイトル通り、一見正反対と言えるほど遠い世界にいる二人がゆっくりゆっくり心を通わせてい く様が丁寧に描かれています。 障害のある主人公は諸刃の剣というか、描き方が難しいのではと思いますが、当事者の五十鈴がものすごく自分の足でしっかり立っているのと、悲観しすぎていないので読みやすいです。十嘉含め、周りの登場人物も接し方がナチュラル。 障害の設定は活かしつつ、でも良い意味で掘り下げ過ぎていないので、二人の恋だけに集中できる仕様になっています(笑) 難聴設定ゆえに会話の描写が筆談や読唇なので、ページが静か。表情だけで読み手に想像させるコマが多いのですが、心の動きが絵からものすごく伝わってきます。 正直に言うと麻生先生の絵は好みではないのですが、やはり絵で表現する力が卓越した作家さんのお一人だなと思います。感情をしっかり表現できる画力がないと描けない設定なので、さすがの一言です。 完結していないので今後評価が変わるかもしれませんが、きっと間違いない予感がします。 ストーリー重視の方やしっとりしたお話を読みたいときにおすすめです。 まだ一巻ですが、次巻以降二人の関係が深まっていくのが楽しみです。 もっとみる▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

聞こえないからこそ…
広報:海人(シーモアスタッフ)
伝える努力をしてこなかったバイオリニスト・十嘉の演奏スタイルは、難聴の五十鈴に出会い変化していきます。五十鈴もまた真っすぐぶつかる十嘉に動揺し…。お互いに自分にないものに惹かれていくふたりの恋は運命的。音のない世界だからこそ伝わる心を繊細に描く麻生ミツ晃先生のラブストーリーに感極まります。
この出会いは必然!
制作:八福神(シーモアスタッフ)
孤高のバイオリニスト・十嘉と、難聴の頑張り屋・五十鈴。音のない静謐な空気の中、2人の心の機微が丁寧に描き出されます。五十鈴のモノローグ一つ一つが心に沁み、少し強引な十嘉の言葉が胸に刺さる。BL界屈指のストーリーテラー・麻生ミツ晃先生が贈る優しい音楽のような作品で、既に名作の予感しかない!

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