亡くなった方に最期に幸せな走馬灯を見せ、彼の地(ビヨンド)へ送るフューネラルサービスA.R.S社のゼノ、ルー、ダニエル。孤児院で孤独に生きてきた少年エリオットの最期を看取る時、仮死状態になった彼はイレギュラーとして生死を選べることに気付きま
す。そこから始まる4人のイレギュラーな共同生活。笑ったり怒ったり家族みたいに楽しい時間を過ごしつつ、3人の仕事を通して生と死のどちらを選ぶか一生懸命考えざるを得ないエリオットが切なかったです。ラストの4巻、特に最終話はほぼずっと泣きながら読んでいました。エリオットの目線を通して、読者に生きること死ぬこと人間の尊さを考えさせてくれる作品です。読めて本当に良かった。エリオットの未来に幸多かれと願います。とっても素敵な作品を描いてくださり、作者様、心からありがとうございました。
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