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青年マンガ
日出処の天子(完全版)1
7巻完結

日出処の天子(完全版)1

800pt/880円(税込)

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作品内容

ときは飛鳥時代前夜、権勢を誇る蘇我氏の後継者たる毛人は14歳。父に連れられて出仕した朝廷で、10歳の少年、厩戸王子と出会う。毛人と厩戸、ふたりの激動の物語が、いま始まる。
数多くの貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!

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作品ラインナップ  全7巻完結

  • 日出処の天子(完全版)1

    800pt/880円(税込)

    ときは飛鳥時代前夜、権勢を誇る蘇我氏の後継者たる毛人は14歳。父に連れられて出仕した朝廷で、10歳の少年、厩戸王子と出会う。毛人と厩戸、ふたりの激動の物語が、いま始まる。
    数多くの貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!
  • 日出処の天子(完全版)2

    1,500pt/1,650円(税込)

    ときは飛鳥時代前夜。蘇我毛人は厩戸王子と出会い、その類まれなる才能と不思議な能力に魅せられる。二人は、王子の父でもある大王が没したことにより、その跡目争いに巻き込まれていくことに……。
    貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!
  • 日出処の天子(完全版)3

    1,500pt/1,650円(税込)

    崇仏派の蘇我氏と、排仏派(神道派)の物部氏との対立は、大王の跡目争いをきっかけに戦へと発展。その争いの中で毛人は厩戸王子の姿を見失う。無事再会を果たすが、二人の間には微妙な距離が……。
    貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!
  • 日出処の天子(完全版)4

    1,500pt/1,650円(税込)

    蘇我氏の後ろ盾を得て即位した泊瀬部大王は徐々に増長し、厩戸王子をうとましく感じるようになる。あげく、大伴糠手と組んで厩戸暗殺を企てるが、あえなく失敗。一方、毛人は敵方であった物部氏の子女、布都姫と偶然にも出会って……。
    貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!
  • 日出処の天子(完全版)5

    1,500pt/1,650円(税込)

    敵方であった物部氏の子女、布都姫に想いを寄せる毛人。一方、厩戸は自らの欠落を埋める存在として毛人を強く意識する。巷では飢饉によって疫病が蔓延し、大王は大々的に雨乞いの儀式を行うが失敗。厩戸による再度の雨乞いは見事成功して……。
    貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!
  • 日出処の天子(完全版)6

    1,500pt/1,650円(税込)

    物部氏の子女・布都姫に想いを寄せる毛人だが、布都姫は泊瀬部大王の元へ入内することに。また、毛人の妹・刀自子は兄への想いを遂げるため、布都姫になりすまして毛人と一夜をともにする。それによって刀自子は毛人の子を身籠ってしまう……。
    貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!
  • 日出処の天子(完全版)7

    1,500pt/1,650円(税込)

    蘇我馬子は娘の刀自子を厩戸に嫁がせることで権力基盤の強化を目論む。それを利用して、刀自子は毛人との間の子を厩戸の子として育てることに。一方、厩戸は、毛人への想いの強さゆえ、布都姫暗殺を企てるが、毛人に阻まれて失敗してしまう……。
    続編となる『馬屋古女王』も収録し、貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」完結!

レビュー

日出処の天子(完全版)のレビュー

平均評価:5.0 56件のレビューをみる

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高評価レビュー

『歴史ファンタジー』の原点にして頂点
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ シーモアのマイベストマンガに即決で選択。が、その後「この作品と同列に評価できる作品が近年発行された作品にはない」と思い知り、1〜2作品は自分の『殿堂入り作品』枠とし、残り枠を毎月変更ししてゆく、と自分の選択基準に折り合いをつけました。それほどこの作品は私にとって神作、別格総本山です。初読時は学生時代、読み難い漢字、耳慣れない人名、、難しいったらありゃしない!でも何度も読み返し、掲載されていた少女漫画月刊誌はボロボロになりました。主人公の『厩戸王子』は当時『聖徳太子』として一般に認知されており(肖像画が採用されていたので)『一万円札(の人)』の隠語としても知られていました。エッ!聖徳太子が主人公?実在したの?それで超能力者?(当時は異能者とは言いませんでした)、、なんかわかんないけど続きが気になって仕方ない、わかるまで読み返してしまう、、。そんな具合で、この物語の魔力は膨大でした。
 無限になるほど読み返し、年月を経て、最近人生の節目を超えて思い至ったのですが、この物語の主題の1つは人間の【業(ゴウ)】ではないかと。人間である限り逃れられない負の感情•煩悩それらがこの物語を動かす原動力になっているような気がします。この物語は日本の飛鳥時代直前の史実が基盤になっています。歴史は【業】のなせる技なのかもしれません。
 怖くても結末がわかっているのに、読み返す度に言葉では説明し難い酩酊感に襲われます。繊細で長い描線で描かれた日本画•仏画のような作画が物語の雰囲気に合致し、唯一無二の世界観を形成しています。
 当時は、まだ少女の娯楽道具の一種とみなされていた少女漫画を世代を超える文芸作品へとその価値観を一変させたこと、漫画に史実を綿密に取り込み『歴史ファンタジー』の先駆けとなり、漫画の学術的価値さえ認知されたこと等、、、この作品が与えた影響は漫画界だけにとどまらず多岐にわたり現在も続いています。(現在、シーモアではこの作品を青年マンガに分類してますが、掲載は少女漫画月刊誌でした。当時の少女漫画雑誌の先駆的編集姿勢はもはや伝説です。)
 実写•舞台•アニメ化は山岸涼子氏の画風が創り出した世界観の再現は不可能とされ、立案されていませんが、能楽では今年(2025年)公開予定です。(個人的には朗読劇を希望していましたが。)時代を超えて守られるべき日本文化史に遺る最高傑作の1つです。
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4件
2025年3月8日
今もその表紙を見ると感覚無くなる神作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 完全版の7巻には厩戸皇子の死後、皇子の末娘の物語「馬屋古女王」があります。(記憶違いだと申し訳ないですが、あの当時の白泉社版には無かったかと。)

この作品を知ったのは小学生の頃ですが、表紙の厩戸皇子の一本一本描かれた髪の毛…それがさらさらと飛鳥時代の天女の様な美しい衣服を着けた腰の細い皇子に私は一目惚れ。ある巻の表紙の皇子は、衣服がちょっと乱れてたりして…なのに男らしい、そして美しい。中学になり歴史の教科書でその後の皇子と一族の行末を知って、呆然。毛人のバカ、蘇我氏のバカ!と。

高校生になると奈良線に乗って1人、斑鳩寺(法隆寺)に行きました。土曜日の学校終わり、少し陽が傾いた時刻。誰も居ない斑鳩寺は静かで、時間が無くなった様な空間に1人向かったのは夢殿でした。ある時、いつもは閉まっているはずの夢殿が開いていて、誰も居ません。特別公開?と思い、魅き込まれて中に。八角の均等のとれた空間。天井、白壁、木の美しさ。そこに、厩戸皇子を模したとされる救世観音菩薩を見上げました。その尊さ、表情。ムの一言。そして飛鳥時代の仏像ならではの曲線美。指の美しさ。離れ難く、でも畏怖も感じて。何故毛人と皇子があの様な結末だったのか、菩薩様を見上げながらやっと分かった様に感じました。皇子…毛人。あの夢殿の中だけで生きていけたら、どんなに楽だっただろうかと。

7巻…その後の物語。厩戸皇子を超えた末娘の物語。もちろんというか、彼女達一族が生きる事は、運命なのか業なのか…時代なのか…許されません。見上げる空。この作品に出会えて本当に良かった。そして私は生駒山連峰を思います。霊山、今も修験道として神聖な山々。そこもまた意味深い。
山岸凉子先生のこぼれ話は、萩尾望都先生の著書「一度きりの大泉の話」でも出てきます。先生が萩尾望都先生にしたアドバイス、人の想いの強さ、怖さを知っている先生ならではだなと。でもそれを含めて人(業の深さ)なのですね、皇子。そんな人の生きる姿は、だから美しいのかなと。
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16件
2023年3月15日
カラー画が壁画のように芸術的!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 名作の一言に尽きます。これ以上の言葉が思い浮かびません。全7巻を余すところなく堪能させて頂きました。迫力満点でした。史実に基づきながら創作された物語が好きなので、どストライクでした。

7巻巻末に作者である山岸凉子先生のロングインタビューが掲載されており、そちらも楽しく拝読しました。(集中し張りつめた制作現場で、あるはずのないものの気配を感じた等)
歴史の大胆な解釈、BL要素、超能力といった内容は連載当時には相当センセーショナルだったことでしょう。それでも描きたいという先生の熱意の賜物ですね。厩戸王子と蘇我毛人との関係も実際そうであったかもしれないと思えるほどドラマチックでした。作中の厩戸王子の怪しく官能的な美しさは、これまで抱いてきた聖徳太子のイメージを良い意味で打ち壊されました(笑)。厩戸王子の「見ましたね」のアルカイックスマイルにゾクッ。

物語に鞍作鳥を絡ませる発想力と手腕もお見事。朝廷と蘇我氏の血縁相関図も本作品をもし昔読んでいたとしたら、物語に耽りながら自然と覚えることができたでしょうに。

「斑鳩」という漢字も「これで"いかるが"と読むのか」とその気品漂う響きにうっとりしながら覚えた記憶があります。また斑鳩の地を訪れ法隆寺を参拝し、いにしえの風を感じたいと思いました。
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12件
2022年5月21日
皇子に幸せになってほしい…。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ いつまでも読後の興奮がおさまらないような、不朽の名作です。超能力と人智を超える才と美貌を兼ね備えた厩戸皇子が、その異能故に母に疎まれ、孤独に苛まれる生を生きる中、ただ1人自分と世界を分かち合える蘇我毛人に恋焦がれてしまいます。私たちと何一つ変わらない未熟で不器用な人間としての姿を見て、もうこの孤独な魂をどうか救ってあげてほしいと胸が苦しくなるばかり。しかし毛人は若いうちこそ神秘的な厩戸皇子に魅了されるものの、大人になると普通に女性に恋に堕ちてしまい、皇子から心が離れてしまいます。毛人は決して悪いことをしているわけではないけれど、人には見えないものを1人見続けなくてはならず、家族の中でも孤立させられている皇子に気がつくことができるのはあなただけなのに…と、悔しくてたまりませんでした。皇子の恋は確かに毛人の幸せより自分の幸せを優先する自己愛的なものだったかもしれないけれど、それでも救ってあげてほしかった。ラストは辛く苦しく、歴史もの故にハッピーエンドは無理とわかっていても、どこかに皇子が毛人と幸せになる世界があればいいのに…となんとも言えない気持ちで読み終えました。一気読み推奨、素晴らしい体験を!
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3件
2024年8月16日
読み終わって表紙の王子を見たら泣けてきた
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 日本画や仏画を思わせるような繊細で美しいカラーイラストに見惚れてしまいました。本編を読み進めるなかで、画面を通して伝わってくるものは王子の孤独や苦悩・悲しみ。実の母親に自分の持つ不思議な力を怖れられ、与えられるべき愛情を与えられず心に傷を抱えて育ってきた王子が、毛人との恋に敗れたことでさらに深く傷ついてしまった姿があまりにも痛々しくて…毛人が憎い。毛人は悪くないんですけれども毛人が悪いような気がしてくる不思議。王子は愛を得られなかった代わりに(?)強大な権力を手にしますが、自分の子供たちは生を全うしないことを知っていた…諸行無常ということでしょうか?「無駄なこととわかっていて、それでもわたしは生きてゆく」という王子の言葉が深い。自分の思う結末ではありませんでしたが、心を揺さぶられるお話でした。“王子と毛人が訣別することとなった「夜刀の池」での毛人の言葉が、男性(同性)同士が結ばれることを神はお許しにならない、と読み取れてしまうことが少し残念でした。違っていましたら申し訳ありません。”
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8件
2023年5月14日

最新のレビュー

BLを愛する人にも読んでほしい
「時空を超えた答え合わせ」これは私が好きな文才オタクyoutuberさんが放った言葉なのですが、私にとってこの作品がまさにそれ。以下自分語りの長いレビューになるのをお許しください。

この作品を初めて読んだのが10歳くらいの時。仲の良い漫画友達の家に遊びにいくたびに、その子の家の本棚に黄ばんだままずっと並べてあったこの本が気になって読ませてもらったのが最初です。ジャンプやりぼんを読む普通の漫画好きだったのですが、この作品の桁違いの画の美しさとストーリーに衝撃をうけてそれから何度も読み、高校生くらいで自力で全巻揃えたのを親に処分され、それをもう一度買いなおすくらいにはまりました。当時はすごい少女漫画という認識でした。

で、先日ビアズリーという画家の美術展を見に行った時にふと「ひょっとして私のBL好きの原点は『日出処の天子』だったのか」とすっと腑に落ちまして。(巷では山岸先生はビアズリーの影響を受けていると言われているのを思い出したので)
今読んでいる数々のBLの中でも特に心に残るものには、この作品のエキスが入っていることが多いのです。まさに時空を超えて答え合わせをしたような気分でした。いわゆるBLを読みだしたのはもっと後なのですが、子供の頃に刻み込んだ記憶やコアな癖はそうそう消えないんだなと脳の不思議を感じます。

とんでもない画力で歴史上誰もが知る人物を同性愛者として表現し、超人であるけれど誰よりも深い人間の業を背負わせています。よく禁書にならなかったなと思うくらい。これ以上の結末は不可能だと思わせるほどのそこに至るまでのストーリーの深さと重み。今読んでも全く色褪せないどころか、自分が色んな経験を積んだことでさらに解像度が上がり、正直今の方が読むの辛いのですが・・・
謎の自分語りレビュー申し訳なかったですが、かなり昔に出版された作品ですしBLジャンルでは上がってこない名作なので、BL好きの方にも伝わるといいなと思いレビューしました。興味持たれた方はぜひ!
いいね
6件
2025年4月28日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

謎に包まれた聖徳太子と蘇我氏の時代の物語
制作:きりぽよ(シーモアスタッフ)
蘇我氏(そがし)が台頭していた飛鳥(あすか)時代。朝廷第一の財力を持つ蘇我馬子(そがのうまこ)の息子毛人(えみし)と厩戸皇子(うまやどのおうじ)の物語。後の聖徳太子(しょうとくたいし)と毛人の出会いが当時のカラー原稿などを完全再現して復刻。数多くのタイトルで人気を博して、アニメ化する作品などを生み出し続ける実力派のヒットメーカー山岸凉子(やまぎしりょうこ)先生の古来日本を舞台にした重厚な歴史大作。本作ももれなく大人気でシーモアの評価も脅威の星5点満点(2024年6月現在)!先生の作品は、書籍のみでしたが、2021年以降に電子版を解禁していき、本作もようやく電子化された貴重なタイトル。完結済みで一気読みも可能です。多くの漫画ファンに「山岸ワールド」を堪能いただきたい珠玉の1冊です。

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