これがデビューコミックスとは信じられません。今まで虫歯先生の『不死身』『天国』『2と車』と読んできましたが、これが1番好きかも。不死身とかぶっ飛んだ設定の作品ばっかりと思ってたけど、フェイクファーみたいに普通の？お話もあるんですね。
総数
165ページで、表題作7割と短編『週刊少年ボーイズラブ』収録。表題作は友達→セ○レからの発展。短編はDKのサッカー部の話。どちらの作品も面白かったし、ページ数短いけどいつも通りの濃い満足感があった。
表題作は受け攻め両方が抱えている闇が胸がぎゅっと苦しくなったけど、2人が一緒にいることで光が見えて温かい気持ちになる。虫歯先生の作品はいつも読後感はじんわりあったかい気持ちにさせてくれて、受けはデカかろうがイカつかろうがみんな可愛い！！表題作の攻めは一般的なイケメンでは無いけど敢えてのそこが良かった。
短編のDK CPは「少年漫画の主人公が嫌いだ」で始まるけど→分かるで、わいも地味なのに眼鏡取ったら可愛いのwとか、平凡なのに「変わった女だな」って色んなハイスペ男子からモテまくりの少女漫画の主人公が嫌いや！って共感が凄いけど、全くそれとは関係無しに切なくて良いお話でした。
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