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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)マンガ リイド社 mimosa 半分あげる【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】半分あげる【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
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半分あげる【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

720pt/792円(税込)

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作品内容

広島に住む平凡な高校生・黒川は、いつもにこにこしているクラスメイトの白木に苦手意識をもっていた。
ある日の帰り道、黒川の目の前に血で汚れたYシャツを着た白木が現れる。
咄嗟に彼の手を引きその場から逃げ出した黒川は、白木が生活のために身体を売り、客に怪我を負わせ逃げてきたことを知る。
「本当はしたくない」という白木の本音を聞き、放っておくことができず「一緒に逃げよう」と彼を連れ出す黒川。
行き先も決めず飛び乗った電車、二人きりの逃避行は「海が見たい」という白木のため海を目指すことに。
ただのクラスメイトだった黒川と白木は次第に心を通わせていくが、その終わりはあっけなく訪れる。

つかの間の逃避行から数年後、横浜の中学校で教師として働く黒川は、偶然立ち寄ったワインショップで白木と再会し――。
2ページの描き下ろし漫画を収録したシーモア限定版!
※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • 半分あげる【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

    720pt/792円(税込)

    広島に住む平凡な高校生・黒川は、いつもにこにこしているクラスメイトの白木に苦手意識をもっていた。
    ある日の帰り道、黒川の目の前に血で汚れたYシャツを着た白木が現れる。
    咄嗟に彼の手を引きその場から逃げ出した黒川は、白木が生活のために身体を売り、客に怪我を負わせ逃げてきたことを知る。
    「本当はしたくない」という白木の本音を聞き、放っておくことができず「一緒に逃げよう」と彼を連れ出す黒川。
    行き先も決めず飛び乗った電車、二人きりの逃避行は「海が見たい」という白木のため海を目指すことに。
    ただのクラスメイトだった黒川と白木は次第に心を通わせていくが、その終わりはあっけなく訪れる。

    つかの間の逃避行から数年後、横浜の中学校で教師として働く黒川は、偶然立ち寄ったワインショップで白木と再会し――。
    2ページの描き下ろし漫画を収録したシーモア限定版!
    ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
  • 半分あげる【シーモア限定BOOK】

    200pt/220円(税込)

    年度末の激務を乗り越えた中学校教諭の黒川は、疲れがピークになったときに現れるオラオラ(あまえんぼ)な黒川こと『オラ川』になっていた――!! 一方、Mっ気のある黒川をどこまで可愛がっていいのか悩んでいた白木。オラ川からの誘いを受けた白木は、「気持ちいい痛み」を知るために今夜こそ踏み込んでみようと意気込んで……!?

    「半分あげる」完結後のラブラブえっちな番外編が、シーモア限定描き下ろしで登場!

レビュー

半分あげる【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】のレビュー

平均評価:4.7 311件のレビューをみる

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高評価レビュー

普通という言葉がいかに残酷か
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 物心つく頃から、母親が家で目の前で身体を売って銭を稼いでる間、ジッと小さく座ってることを強いられ、腹が減っても許可してもらえずゴミ箱に捨てられた冷えきったピザを漁って食べたり。でも、中学に上がった途端、1ヶ月ご飯(コンビニ弁当)用意してくれるようになった母親。冷めていても嬉しかった。でもある日、知らないスーツのおじさんがやってきて、何が何だかんだわからないのに、このおじさんに身体を売ることを勝手に決められていて。…ニコニコしていれば商品として大切に扱ってくれるし、お金も弾んでくれるし。こんな家庭環境が日常である白木心と、6人兄妹の長男の黒川慎。同級生である以外、共通点がない2人。タイトルにある「半分あげる」が、なんなのか。レビュー見ずに行って欲しいんだけど……

白木はスポンジみたいなやつで、脱力感があるわけでもなく、且つ摩れたり不良と言うわけでもなく。まさに“善悪全吸収男“で…諦めているというよりか、一旦は受け止めるけど直ぐに手から溢れていくというか。かといって悲観している訳でもない。本当に“攻撃される以外“は総て受け止めるけど、何もない。だって返ってこないし、手を伸ばしてはいけないと何度も何度も身を持って味わったから。
…意外と、作中にモノローグとか心の声が少ないなと気づきました。その分、短い言葉が刺さるんですよね。だからこそ一緒に白木の話を聞いてる空気を感じるというか。言葉にならないです。

レビューのタイトルは、この作品を見て素直に感じたことです。学校に居る目立つグループに居る彼の家庭環境がこんなだなんて、誰が信じるよ。そして、黒川との対比。本来は絶対に手に入らない“普通の家“で育つ黒川がぶつけてくる、当たり前なんだろう彼を、話を、白木はまるで太陽のように(勝手に)拝んでると純粋に知ったとき「何で?」って普通に思った。自分だったら卑屈になってると思う。
あと多分、白木の根底に「母親が好き」という感情が1mmでもあるんだろうな…いつからああなのかはわからない。けど、ごく稀に優しさとかは感じた瞬間があるんだろうなと勝手に思った。

白木が望んでも絶対に手に入らなかった“返ってきた好意“を実感したシーン。麻痺した白木の痛みを黒川が代わりに泣いてくれたシーン。善すぎて呆然とした。

結ばれた後の、実は白木おまえ…具合、タガが外れてて好きです!!!いや〜〜読んでくれ〜〜〜
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23件
2023年1月11日
完全ネタバレ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻目出たので、そのレビューと思ったら、1巻のレビューしてなかった!ココから完全ネタバレアリ!内容は、高校の同級生だった白君と黒君。1回しか喋ったことの無いクラスメイト。白君はクラスメイトに金持ちの子と思われてるが、自分から貧乏と言わないだけで、母子家庭で育ち、小さい時から家では母が知らない人とHして、食べるものも貰えず、母からも、来てる男性からも虐たい?受けてて、大きくなってきてから、1日1回弁当与えられ喜んでたら、ある日母の客が、白君1人の時に来て襲ってきて、助けて〜と思ってたら、母が違う男性と帰宅で、隣の部屋でHしながら、息子に、痩せてたからご飯食べさせて、客とらすと話だし、ショックと放心で、逃げれず、ソコから生きる為に、言われるまま、客をとる。ある日暴力的な客に抵抗したら逆に傷つけてしまい、家から、服上だけはおり逃げ出したところに、黒君と遭遇。ソコに客の怒声が聞こえ、びっくりして黒君が白君の手を握り、訳が分からんまま、走って逃げたけど、客が追っかけてきてる気配で、取り敢えず自分家でシャワーさせて、服と靴貸して、客が黒君の家来たら、自分の小さい弟や妹(6人兄弟)に危害が…と思い、でも白君を家に返すのは良くないとわかってるので、携帯、何枚かの服、貯金等持って2人で遠くに逃げる(黒君の方がパニクって兎に角逃げるしか頭に無い)しかないと思い、遠くの海に…。ソコでまずは、受付通さないラぶホ見つけて泊まり、白君の生い立ちや環境、そしてあの時何があったか知った黒君。白君は、その生活から逃げるスベも、知恵もなく、その生き方しか選べない中、黒君との一時がすごく幸せに感じた!そして次の日、フロントが緩い、干渉しないと噂のビジホに泊まることに。ソコで優しさに絆されたのか、同情なのか、純粋に好きなったのか、分からないまま、Hする事に…。その後朝方に日の出2人で見る約束してたので、暗いけどホテル抜け出し、海に向かってるとこに警察官が…。黒君又白君の手を握り逃げようと…が、白君逃げず警察官の所に行き、補導され各自家に。1日明け黒君学校行ったけど、白君来ず、1週間後に包帯巻いた姿で自転車でコケたとクラスメイトに…。ソコから2人は喋ることも無くなり卒業して、20半ばになり、全然違う土地で偶然再会、ソコから優しく恋の続きが始まる。始終優しさに包まれた感ある作品でした。2巻は残念H主体でした。
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1件
2024年8月15日
逃避行
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 母親にウリをさせられている攻め×客から逃げてきた同級生である攻めを見つけ、一緒に逃げることを決める受け
は~……単行本になるのをずっと楽しみにしてました。読みながら何度も泣いてしまいました。漫画的なご都合展開がなく、一度離れてしまう二人はとても現実的というか。受けはずっと心の中に罪悪感を感じていたと思うけど、あれが未成年である二人のできる限界だったなと。逃避行から帰宅して家族と再会して、家に帰ってこれてよかったと思ってしまう受けは何も悪くない、未成年。高校生。当たり前の気持ちだと思います。
攻めの置かれている状況はあまりにもつらいので、正直読んでられるか初めは不安だったんですけど直接的な描写はほとんどないので…ぎりぎり耐えられました。大怪我をして登校してきたときのことは胸糞すぎるので考えたくもありません。
大した関わりもないむしろ苦手だった攻めをいくらあんな状況とはいえ高校生のなけなしの貯金を持って一緒に逃げてあげる受けは本当にいい子だと思います。逃避行の間ずっと繋がれている二人の手がとてもよかった。恋人繋ぎではない、普通の手の繋ぎ方。そんな二人がはじめて恋人繋ぎをした瞬間に思わず涙が出ました。すごく描写が丁寧できれい。
二人が初めてしたときに、二人とも泣いちゃってるのも可愛くて切なくてよかった。きれいな涙。
タイトルの回収も…すごくすごくよかったです。そういうことかあってなりました。切なくて、だけど本当にきれい。
二人が離れてる間の攻めのことが気がかりだったんですけど、受けと出会って好きに生きることを覚えた攻めが、好きに生きるために好きに身体を売った、と思うことだけがせめてもの救いでした。攻め、本当に強い…こんな環境なのにずっと穏やかなにこにこ笑顔なんですよね。
たった3日間の逃避行、だけどそれがずっとつらい環境にいた攻めを救ってくれて。受けにとっても一緒にいてたのしかった3日間で。つらいだけ、罪悪感だけの思い出じゃなくて本当によかった。
二人が再会できて本当によかった。これからは二人でずっと幸せにいてほしい。ずっと半分こ。
攻めと受けもこれでよかったと思います。ふたりとも“はじめて”だし…!(攻めのタチは受けがはじめてです)
優しい絵柄が残酷でつらいのにものすごくきれいなお話にとてもあっていてよかったです。紙でも買おうと思います。
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8件
2023年1月11日
圧倒的な画力、秀逸な作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さんの画力については、今更述べる必要はないでしょう。登場人物の表情の書き分けが素晴らしいです。特に白木くんの泣いているような笑い顔に、心がもっていかれます。その上、作家さんは風景が如何に近代文学にとって大切か、良く理解しています。物語における風景には、登場人物の心情を投影することができます。そしてそれを見事に実行されている。デジタル版には、白木くんと黒川くんが明け方の海を背景に手を繋いで歩く絵が、最終ページに上がっていて胸を打ちます。上げてくれてありがとうございます!この絵一枚が、ほぼ作品の全てを語っています。作家さんは絵で物語れる、素晴らしい才能をお持ちです。人物の設定も細やかにされていらっしゃるし、物語の構成も非の打ち所がない。第一話の展開は、ほぼ神なのでは。ただ一つ苦言を申し上げるなら、全てのマンガのエレメントがほぼ完成されていながら、ストーリーの終わり方に不自然なものを感じます。起承転結、序破急、何でもいいのですが、結末が消化されていない。ページ数の関係かとも思われますが。白木くんがprostitutionを強要されていたと言うショッキングな設定ですから、そこから這い上がった彼の精神的彷徨や逡巡をもっと見せた方が良かったのかも?それによってフィクションにリアリティーが加味されるのでは?BLはハピエンにしないと売れないのかな?とも思いますが、それならそれで、白木くんが過去のトラウマから、這い上がった説得力のあるエピソードなり、何かを入れていただけると、よりわかりやすかったかもしれません。「半分あげる」というテーマも素晴らしい。人を感動させるテーマです。(私は感動しました。)作者さんの高いintelligenceを感じます。ただ、深淵なテーマなので、第6話だけで、説明するのは難しかったかもしれません。設定も、テーマも壮大なので、多分、たった6話では詰め込みすぎないと終わらなかったのかな?とも考えてしまいました。でも、全てが完璧に収まっているところに、作家さんの実力を感じます。お若い作家さんのようで、今後ますます伸びていかれる方だと思います。作家さんの可能性に胸をときめかせています。それで少々厳しいレビューになってしまいましたが、更なる飛躍を期待している故の事と、許してくださいね。
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4件
2023年1月16日
子供の時期を持っていない白木に涙。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 過酷な生活環境下で生きる白木と大家族、愛情深い黒川。ただのクラスメイトの二人のが、黒川の救ってあげたいという思いからはじまる3日間の逃避行。

大家族のお兄ちゃんらしく振舞う黒川に白木はどんなに救われたんだろう。
黒川はこの期間、白木に与え続けます。受け取ることを知らなかった白木が望むことを知り戸惑っても黒木のお兄ちゃん的フォロー力。
一方、黒木は普通の愛情深い家庭で育ったまだ子供で、どうにかしなくてはと思い逃避行に突入するも、どうしたらいいのかに迷う。その迷いを白木は察します。

結局は救ってあげられなかったと自己嫌悪する黒川は、白木に救いを与えていたとも知らずに、忘れたいと感情のふたをする。
思い出は白木を強くし、拠り所になっていた。

大人になって偶然再会して友達のような関係になる二人。二人が仲良くしているシーンに挟み込まれる白木の悲惨すぎる生い立ち。

やっぱり黒川のことが好きとの告白。
救ってあげられなかったことの後悔を語る黒川に「半分持っていてくれたんだね」と言える成熟した白木が悲しかった。
自分が抱えるべき問題を黒川にも背負わせてしまった「返してね」って言葉は、黒川に罪悪感やらを持たなくていい、自分はあの逃避行から、可愛そうな子供ではないと、逃避行後していた行為は同じでも、彼はそれまでの生活から一段高い場所に上がっていたって思ってる。

もう辛い。白木はそう思って腐れらずに生きていたかもしれないけど、本当はそんなことひとつも知る必要もなかったことなのに。
白木の母親や客の男たちへの怒りの感情に飲み込まれそうでした。

「全部持って行かないで」と、これからもこの想いを二人で抱えていこうとする黒川。

黒川に出会えたことが彼にとって希望になったんだとありきたりだけど、どうか二人が幸せになりますようにと願わずにいられません。

白木の生い立ちがショッキングで、1度目は周囲の大人たちへの怒りの感情で読み込むことが出来ず、日にちを置いて何度か再読して黒川にも寄り添うことが出来るようになりました。この先も再読していきたい作品。
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2件
2024年10月22日

最新のレビュー

番外編は必読です
光と影のように正反対な家庭環境。知人は白木の家のことが地雷で読めない。でもそれがあってこそのタイトル回収。カバー下と番外編が刺さる。小冊子って購入するまでもなかったと後悔することが多い。こちらは違う。番外編あっての星5だと思う。本編の苦しさ忘れるよ。
いいね
0件
2025年4月22日

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