マンガ多すぎ!業界最大級!!
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)マンガ シュークリーム from RED ひとりで夜は越えられない【単行本版】ひとりで夜は越えられない【20P小冊子】
無料会員登録で【70%OFFクーポン&最大100%pt還元】

ひとりで夜は越えられない【20P小冊子】

200pt/220円(税込)

会員登録限定70%OFFクーポンで
60pt/66円(税込)

作品内容

アメリカに渡ったジムと征四郎。
慣れない地での生活は幸福ばかりとは言えないけれど、それでもかけがえのない存在と共に生きていける幸福を胸に日々を過ごしている。
ある日、ジムと彼を想う少女を見かけて嫉妬した征四郎は昼間からジムを誘って――…。
※本電子書籍は2023年2月7日発売 紙コミックス『ひとりで夜は越えられない』のアニメイトセット小冊子と同じ内容です。

新刊自動購入と月額メニュー継続で10%還元!

レビュー

ひとりで夜は越えられない【単行本版】のレビュー

平均評価:4.6 138件のレビューをみる

レビューを書く

高評価レビュー

どの夜も二人で乗り越えて
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 敗戦後、アメリカ軍に統治されている日本が舞台で、今で言うPTSDに悩み不眠症である青年・征こと征四郎と、祖国アメリカでゲイであることを隠し生きてきたジムことジェイムスのお話です。

米軍(昔で言うメリケン人)も通うバーでバーテンとして働く征は、たくましく生きようとする女性らに感心しつつも、友を見送った防空壕の中から気持ちが抜け出せない日々を送っていた。
そんな中、仕事場で何故かメリケン人から尻を狙われ辟易としていた征に一目惚れしたジムから声をかけられる。「バーテンだから!声かけるならキャストの女の子にしな!」と言うものの、流暢な日本語で懐に入ってきたジム。人にあらずと叩き込まれてきたメリケン人と関係を持ち、必死に生きようとする女性たちのように、汚泥の中でもがく今から脱出したい征はジムの恋心を利用して「俺たちもカップルになるか?」と告白してみるが…という流れですが。

BL大好きクラブな皆さんが集まるBLジャンルですからブロークバック山(検索避け)とか、昔のアメリカにおける同性愛に対しての作品・文献をご覧になられている方も多くいらっしゃると思うので、ジムの覚悟の深さに思うところがあることでしょう。
しかも、恐らくジムも出自が良い。征以上に高等教育も受けてるんだろうと思う。しかもジムにはもう肉親がおらず、使用人と雇用主という風で渡米…………最後、まさに駆け落ちで船の中、まるで新婚旅行かのように蜜月を過ごす2人に、どうかこのまま、二人が死を別つまでそのままで居て欲しいと願わずにはいられない。
これから、英語もさらに覚えて、征の人となりも理解されて仲良くなってくれる人もいると思う。でも、それでも、友や家族を日本人によって奪われて傷が浅い社会に身を投じ、時に帰国したくなるような出来事もあるだろう。時に踏み絵のごとく、意に介さぬ事をしてまでも隠さねばならない事態も起きると思う。

どんな夜でも必ず朝が来ることに、骨身に染みるほど解っている社会に今一度、踏み出そうとしている二人に心の奥底から祝福を送りたい最終回でした。

結構序盤から、ジムが見たゲイの青年がどうなったのかとか、征とジムの温度差が一緒になるのは渡米後になってからだろうとか…もうこれからを考えると感情がグチャグチャだったんですが…2人で幸せな老後を送ってくれな…が素直な気持ち…50歳くらいになったら訪日してキャッキャしてくれな…幸せにな…
いいね
17件
2023年2月7日
歴史BL?
おすすめです!BLファンの方にはぜひ読んでほしいです。戦後、まだ日本が戦争の傷跡から立ち直れない頃を扱ったBLです。戦後BL、初めて読みました。こういう時代背景のマンガはとても描くのが難しいと思います。ですがこのマンガは大成功です。主人公はとても辛い過去を背負ったキャラクターですが、その主人公を優しく包む、進駐軍のジムさんの愛が、話を盛り上げています。とても読みやすかったです。たぶん、こういった話は作家さんにかなりの技量がないと描けないと思います。とっても満足しました!歴史的事実もよく調べられています。fictionに歴史的事実が混ざって、話に信憑性があり、主人公と攻めのジムさんの愛が、リアリスティックに感じられました。一つ難を言えば、もっと長いお話にしてほしかった。残念!たぶん、単行本一冊では収まりきれないお話だと思います。当時、日本語が堪能なアメリカ人は、それなりの数をいらっしゃいました。アメリカ軍は日本と戦うにあたって、日本語学校を早急に作り、そこに賢い生徒を集めました。ドナルド・キーンやエドワード・ザイデンシュテッカーなどが卒業生ですね。そう言った人たちは捕虜尋問の通訳などのお仕事をしたようです。また、戦前はポール・ラッシュや、エドウィン・ライシャワーなど日本通がいました。また、waspと言われる、エリートの中にはジャパオロジストと言われる人たちもいました。日本美術・文化に詳しい人たちですね。ジムさんは、高学歴の事とかも含めて、waspのように描かれていて、リアルに感じました。進駐軍の宿舎はTule Lakeの日系人捕虜収容所に行った時に見た、管理者の宿舎とそっくりで、よく調べているなあ、と思いました。さて、ジムさんの方ですが、同性愛は当時アメリカでは違法でした。たぶん宗教の事もあって、coming outできなかったジムさんが、日本で自分の性に向き合ったこともrialisticに感じました。アメリカに帰っても、たぶん、それなりの財産と社会的地位があればなんとか凌げたのではないかと思います。「ギリシャ神話」の著者、トマス・ブルフィンチとそのアシスタントさんのように。ちょっと古すぎたかな?また、戦後は問題山積みで、バイリンガルが重宝されたので、多分エリートのジムさんの事、アメリカ政府の仕事でもゲットして、日本に彼氏と戻ってきたかもしれませんね。
いいね
15件
2023年3月13日
愛のあるぬくもりこそ最高の良薬
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争のトラウマから一人で眠ることが出来ないキャバボーイと優しい駐在米兵との恋のお話。
とにかく、ジムが賢くて優しくて誠実ないい男です。征の打算的な一面もPTSDに苦しむ一面も、全てを理解して彼を受け入れ、いつでも真摯に愛を注ぐことで自分の気持ちを伝えようとする真っ直ぐな姿勢が、征の心を動かし本物の愛になる過程はとても素晴らしかったです。征はずっと自分の心に寄り添ってくれる人を無意識に探していたのかなと思います。
ただ、ちょっと設定が甘いかなと思う部分もありました。戦争直後であれば、日本人とアメリカ人のカップルというだけでも偏見や差別が凄まじいのに、男同士であればもっと大変なはず。ただでさえ征の家は軍人家系だから、仕事だとしても米兵と親しくしていた息子は勘当同然なのではないだろうか。また、二人がアメリカに渡っても日本以上の厳しい人種差別の中、本当に幸せになれるのだろうかとこちらが心配になってしまいました。その辺はリアリティさはあまりなかったと思います。また、何度も出てくる栄吉は征にとってどんな存在だったのかはあまり言及がないのも気になりました。トラウマになるほどの親しい関係の割に下地が描かれないのは残念です。
とはいえ、二人が愛を育む様は見ていて微笑ましく、優しく心に響きます。実際に愛というのは、人種や性別関係なく人と人がきちんと向き合うことで生まれるモノであることを教えてくれているような気がしました。愛の本質を知る素敵なお話です。
いいね
2件
2023年7月11日

最新のレビュー

よかった
まず作画が綺麗でとても読みやすかったです。1巻は切ない場面が多いですが、番外編はいちゃいちゃしっぱなしですので、是非番外編も含めて読んでほしいです!
いいね
0件
2025年6月16日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

国を越えて結ばれた恋
制作:そのめろ(シーモアスタッフ)
ストーリーテラー・松基羊先生が描く戦後の日本で出会った二人の恋。キャバレーで働く征四郎は進駐軍のアメリカ兵・ジムと出会い…。同性愛も禁忌、ましてや異国人の恋人など裏切りとなり、そんな時代に国も家族も捨ててジムとの未来を選んだ征四郎、彼だけを一途に求め続けたジムの健気さに胸が揺さぶられます!

この作品を読んだ人はこんな作品も読んでいます

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

 

Loading

 

 
 

お得情報をGET!登録してね

▲ページTOPへ