大学生になって怒涛の如く押し寄せる講義とレポート。宇宙関係の専攻のリアル感。そこですれ違うのかと思わせて、荒内の友達がなんだかグイグイと割り込んでくる。
なんだ面白みの欠ける当て馬だなと思ってたら、意外にしつこく絡んでくる。そしてなぜそこ
までしつこかったのかの理由が、それなりに納得のいく話。そして荒内の性格からして謝られたら許すのかと思いきや、なるほどなるほど。荒内の性格だけらこそ、この謝り方では許せないんですね。主に七種目線で描かれていて荒内目線はあまりないのですが、七種を通して荒内の性格や癖などがとてもよくわかり、だからこそお互い惹かれあい邪魔者は入る隙がないとわかるので、ほんとに読み心地のよい作品です。
宇宙と絡めてあるので、この先もう少し宇宙関連の話を盛り込んでもらえたら更に奥深くなりそうだけど、難しいかなぁ。
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