セールで目に留まって、単話で何冊か読んだ時に感動して購入を決意したはいいものの…単話・合冊・単行本と3パターン?くらいあって、おそらく詰め合わせ話数の違いだろうと思いつつ、どれにするか考えた結果「とりあえず単行本にしておけば何かとお得なので
は?」という打算の元にこちらを購入しました。結果、おまけのSS小説が付いていて、やっぱりお得でした。
だけど、あとがきを読むまで小説が元になっている作品とは知りませんで…所々独特な展開(小説が元になっている作品特有の端折り方)があったので、後で妙に納得しました。そういう意味では、周知の事実のように描かれてるけど、?な部分があって、それは「縢ってオッドアイ?」という、誰に向けてるのかっていう疑問というか質問がありました。作中で明らかに左右の瞳の濃さが違う気がして仕方なく…かと言って表紙のカラーを見ても分からなくて、ずっと「何処かに説明みたいなのあった?」と、見落としが気になりました。
重すぎないのに泣ける不思議な感覚のストーリーで、誰もが多少は持ってるような自己認識の違い(自分が思う自分と人が思う自分の差)に苦しむ様子が健気でいじらしくて可愛かったです。もっと長く続くと思っていた苦しいターンが、思ったより早く終わってホッとしました。健気受けの好きな方に。
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