転生した元看護師ですが、嫌われ王子を救ったら溺愛されました――病弱な兄を孤独に死なせたことを後悔し、仕事に打ち込んでいた看護師は過労死の末、小国の貴族令嬢・プリメラとして転生。転生後も「手の届く限り人を救いたい」と看護スキルを発揮していたプリメラだが、大国アディド王国の第一王子・アスターと政略結婚することに。アスターは残虐で不吉な王子と忌み嫌われているらしい。アディド王国に到着したプリメラは血に塗れたアスターに「婚約者は必要ない」と告げられるが、彼の瞳の奥に孤独と優しさを感じ取ったプリメラは「彼を救いたい」と感じ、彼が隠していた怪我の手当をしてやる。そうしてアスターの婚約者としての生活が始まったが、徐々にプリメラは気づき始める。アスターが忌み嫌われ、貶められているのには王宮の壮絶な悪意のためであると…
忌まれた王子の最愛聖女【タテヨミ】(63巻完結)