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作品内容

宝島社『このマンガがすごい!2025』オンナ編 第3位
文藝春秋『CREA夜ふかしマンガ大賞2024』第4位

性自認の揺らぎを感じつつも、”女”として結婚を控える〈けいと〉(20代後半・会社員)
夫婦仲は冷え切っているも、“妻”として役割を演じてきた〈あや〉(50歳・既婚)

生まれたときに決められていた性別、
いつからか演じるように務めてきた”妻”という役割…

「でも 違う選択肢もあったのかな?」

“普通は”という型に当てはめられたり扱われることに”違和感”を抱き、
本当の”自分”を取り戻そうとする、”クィア”なふたりの物語。

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レビュー

ボールアンドチェインのレビュー

平均評価:4.6 24件のレビューをみる

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高評価レビュー

性的マイノリティでなくとも惹き込まれる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ あやさんが夫の投稿を見つけてしまうシーンの広告がなんとなく目につき、読み始めた。

冷めきった夫との関係に悩む専業主婦のあやさんと、ジェンダーの悩みを抱えながら生きるけいと。世代の異なる二人の女性の人生が描かれる物語。

…というような紹介文だけを先に目にしていたら、
性的マイノリティかぁ、ふーん…
と興味が沸かず回れ右していたかもしれない。
私はどちらかと言えばそういう人達に対する偏見があった(少なくとも理解は無かった)方かもしれないが、序盤からそれぞれの人生に感情移入し、モヤモヤハラハラしつつも惹き込まれ、時に涙しながら最新17話まで一気読みしてしまった。
我が子が大きくなり、もし仮にその性に違和感を感じたとしても、この物語に出会う前よりも優しく寄り添える気がした。素敵な作品に出会えたと思う。

脇役も個性が強く魅力的で、特にあやさんの友人となるゆみこさんがお気に入り。ちなみに私の名前もゆみこである。
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22件
2025年9月19日
「自由」と言う事を考える。
先生の作品を読むと毎回「自由」ということを考えてしまう。

本作品、ふたりの主人公がいます。
年齢も境遇も全く違うふたりの人生の道のりを先生の筆に同乗させてもらって読ませていただいている気分。
同じ人生の人なんていないけれども、ふたりの見ている景色や音、さらされるデリケートな部分が読者の心のどこかとオーバーラップして「知ってる…」と思うはず。

「女性」というベルトコンベアーに産み落とされ、流れ進む景色の中で温かい幸せを手に入れたり、自分の好きなものを選んで生きたり、不満に感じたり感じなかったり・・・。
私は「自分」という道の上に産み落ち、上下左右360度見渡すことが出来、分岐の道を選ぶのではなく自分の道を丁寧に歩く。
そう感じる「自由」が欲しいと思う。
と感じさせてもらえる作品です。

2巻まで読了。
ふたりの人生の続きがとても楽しみです。
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39件
2024年9月12日
この作品に出会えて嬉しい
普段は転生とか悪役令嬢とか出てくるものばかり読んでましたが、ふとなんとなくそんな気分ではなかったのでこの作品を読んでみたら大正解でした。日本もそろそろ同性婚OKにした方がいいのでは?そうしたら結構たくさんの人が抱える問題を解決しちゃうかも?みんなが偏見にとらわれず法律も問題なく幸せになるって、本来なら難しいことであってはならないはず。この作品の主人公たちも幸せになって欲しい、応援したくなる作品です。早く続きが読みたい!
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27件
2025年8月17日
しばるもの
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 夫と高校生の息子がいる兼業主婦のあやは最近夫の浮気を疑い始めている。
高校生の息子はかわいいがもうすぐ大学受験なのにこのままでいいのかという思いがしてきた中パートにいそしんでいる。
一方性自認がゆらいでいるけいとは自分を女だということにあてはめたりしようとする社会にいらだっていた。
そんなけいとのことを理解する恋人の耀司との結婚を視野に入れ彼の両親にあいさつに行くが失礼なことを言われてしまい…。
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9件
2024年10月24日
ほんとかっこいい
昔からいる漫画家さんですが、マイノリティー系が多いような気がしていたので、ご本人もかな?と思っていました。インパクトがある漫画をいつも描かれていて、今回のこの作品はきっとずっと描きたかったんでしょうね。私は男性が少し苦手ですが、女性が好きってわけでもなく。それなりに色々経験はありますけど、この作品のケイトはすっごくカッコいいです。女性ならこういう人に憧れますわね。続きが楽しみです。
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2件
2025年10月3日

最新のレビュー

サレ妻、ざまぁ系の対極にあるお話
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ボールアンドチェイン。調べてみたら、しがらみ 束縛 とかいう意味らしい。成る程と納得。
「普通はこうだ」という社会通念の「束縛」から脱却して、「自分の愛せる人生」を探す二人の主人公の物語。
この作品が優れていると思うのは、タイトルを大きな視点で描いている所。
主人公サイドだけではなく「ちゃんと」描いている。

あやも、けいとも、夫、婚約者に対して結構ヒドイ。
合わないから婚約者と別れるにしても、けいとの態度は誠実なものではない。慰謝料100万で済んで、別れ話が長引かなかったことはラッキーな事。
あやの新婚時のエピソード。半年同衾拒否で、外に逃げ出されたことは、旦那の心に大きな傷を残しただろう。
結婚生活がうまくいかなかったことを、旦那のせいだけにする事はできない。
ネットに吐き出した旦那の本音は、旦那サイドのボールアンドチェイン。

人間は、誰もが主観で生きていて、自分の痛みを大きく感じ、相手の痛みに対して鈍感である。
かといって、相手を思いやって、過度に罪悪感を持ったり、我慢するのもなんだか違うわけで。
あやが逃げ出すのも、旦那が浮気に走るのも、けいとが浮気して婚約破棄するのも、それぞれの経緯があり、各々感情があるから仕方がない。自分を抑圧すると壊れてしまうし、
何より不幸なだけだから。

昨今流行りの?サレ妻や、ざまぁ系の対極にある話だなと、ザマア系が苦手な私にクリティカルヒットしました。
人生そんなに単純じゃない。(不倫を肯定しているわけじゃないよ)
自分は性的マイノリティではないけれど、けいとに共感する部分は多いし、あやの人生、カウンセラーやゆみこさん、はるかパパなどのセリフに感じ入ったり、色々考えさせられるお話でした。
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5件
2025年11月10日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

生まれてはまる型を演じて…
分析:さーちゃん(シーモアスタッフ)
南Q太先生の多様性の時代に相応しい「性自認」にフォーカスをあてた「性」を「役割」として、演じるように、割り切るように、思い込むように生きてきた2人のヒューマン・ドラマ。浮気疑惑のある旦那と昔ほど必要とされなくなる年頃の子どもを持つ五十路の”あや”と結婚を控えて人生のターニングポイントを迎える20代の会社員・”けいと”を中心に描かれていく。”あや”と”けいと”が自らの在り方を自問自答するように生き方を思慮する心理描写に引き込まれます。生きていく中での「空気感」が、そうしたくなくても、そうする選択しかできなかった2人が、ひょんなことから鉢合わせて、「自分らしさ」を見つめ直す展開は必見。今とこれからを生きていく2人から目が離せません…!

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