このレビューはネタバレを含みます▼
とにかく二人のキャラクターがユニークでいい性格(ちょっと皮肉w)をしていて面白いです。自由奔放で、お互い遠慮なしにずかずかものをいう感じすごく好きでした。二人のメッセージのやり取りとかちゃんと読んでみると笑えたり、本当に思い出すだけでにやけてしまうような場面ががたくさんあります。個人的には、チャラチャラしたジェヨンが究極のツンデレサンウに翻弄されていく様が本当に愛くるしくて、私のツボでした。性的な触れ合いだけじゃなくて、ユーモアな会話ができることや、顔中にキスをしたり、お互いを可愛いと思ったり、くっついて映画を観たり、そういう彼らなりの愛情表現がすごく良くて、可愛くてwまぶしくて仕方なかったです。また、お互いの将来を考えるときに、どこを目指したらいいんだろう、という同性同士の恋愛ならではの壁に触れていて、現実社会の同性同士の恋愛観を置いてけぼりにしない、作者さんの誠実さみたいなものを感じたりしました。尺の事情で、ところどころ原作の部分をカットされている感じがしたので(後半は駆け足で終わった感があるなと)、原作の小説も読みたいと思います。