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風光る 19

作品内容

高慢な態度でセイをいたぶる遊び人浮之助(うきのすけ)。しかし彼のはからいで近藤(こんどう)の恋が思わぬ展開を見せる。その頃、幕府は異国艦隊の無理難題に対し混乱を極めていた。事態を収拾するべく登場した意外な人物とは? 一方、功が認められ新選組が重用される中、女子(おなご)・セイの身にも新たな事件の予兆が…!?

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1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全45巻完結

レビュー

風光るのレビュー

平均評価:4.3 177件のレビューをみる

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高評価レビュー

23年の長期連載完結!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 15年以上愛読して感情移入していた分、鳥羽伏見の戦い辺りから佐幕派にとって戦況は悪化の一途となり、読み進めるのがしんどくてここ数年この作品から離れていましたが、そんな風光るも終に完結と知り、残りの巻を大人買いしました!
新選組の最後を知っているだけに悲壮感が増していくものと予想していましたが、私の早計でした。
最後迄士道に準ずる為に最善を尽くし、戦い抜いていく姿に作者の心意気を感じ、「そうだよね!この人達が絶望したり、破れかぶれな負け戦を挑み続けるだけな訳ないよね!」と一人早合点して長い間放置していた事を反省しました(^^;;

歴史を踏まえて少女漫画としてのラストシーンを想像しながら読み進めていきましたが、何となく私の中では風そよぐ野原か降りしきる桜の花の中子供を抱き、亡き人に思いを馳せるような後ろ姿になると思っていましたが、あくまで前を向いて生きていくのがセイちゃんらしいな〜と言う印象です。
そして、多くの読者をざわつかせたセイの子供の父親に関してはほんの僅かに『もやる』気持ちがあります。
エンディングで我が子を腕に抱くセイちゃんを描きたかったなら、土方の死後、総司の子供と共に墓前に遺髪を届ける方が良かった!
お互い異性として意識してないのに、土方は弟とも呼べる同士の妻を抱けるのか!しかも長年同性と思っていた相手を!!

更に欲を言えば、完結後にパロディみたいなスピンオフを描くより、慶喜や幕府がどうなったかや死線をくぐり抜けた永倉さんや斎藤さんの事を盛り込んで欲しかったです…
時代考証や幕末の歴史について深く研究し描き続けてきた多恵子先生だからこそ、そこは割愛してほしくなかったです。

最終巻を読む人は私と同じくこの長編作品を長く愛し続けた人が殆どだと思います。
(一気読みするには長過ぎるからw)
ラストについては好みは別れると思いますが、20年読み続けた私としては満足です。
子供について考証した読者が「え〜?!」ってなるのも当然見越した上で、多恵子先生はセイちゃんを幸せにしてあげたかったのかな〜とも思います。
(私は最後迄総司への想いと士道に操を立てても、それはそれで潔くてセイちゃんらしかった気もしますが)
読み始めたばかりの人に45巻迄読む事を勧めるのは荷が重過ぎますが、最後迄読む人が殆どじゃないかな(^_^;)?
長い作品だし、ゆっくり読み進めて楽しんでほしいです。
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10件
2021年6月7日
書きたいことがありすぎる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めはおせいちゃんと同い年くらいだったのに今やアラフォー、単行本と一緒に嫁入りしました。
久しぶりにちょっと読もうかなとパラパラめくっただけなのに何回読み直しても途中でやめられません。
最後はなかなかロマンチックで想像膨らみますね。
だんだん仲間は減っていくわ、国は最悪な奴らに乗っ取られるわでもうやるせない、、自分の死によって生きる希望をなくすだろう人に、生きろとの想いを何かに託し伝わっていくのが号泣です。

土方さんのセリフ、官軍を名乗る者のこんな非道を許したらこの国は滅びます!ってホント、滅んでしまってまさに今の日本ですよ。。勝手に官軍を名乗った奴らの子孫は今勝手に保守を名乗ってますよ。長州の元総理は言うまでもなく明治天皇の玄孫を名乗る人は孝明天皇に国賊と名指しされた長州落ちした三条実美の玄孫でもあるんですよ。三条は岩倉より売国奴です。
あの界隈を愛国者だと崇めてる人は目を覚ましてほしいです。
明治って全体主義、共産主義国家です。

作中に何度も描かれている通り土方さんらは日の丸と共に北上したんです。幕府軍に日の丸を描かない、というか知らない漫画家さんばかりなんですがしっかり描かれていて流石だと思いました。
日本人が日の丸を飾りにくくする為に右翼も左翼もグルになって必死なんですよ。今も。
清和会にとって日の丸は賊軍旗なんです。
靖国の遊就館に行くとよく分かります。「戦利品」として彰義隊の賊軍旗日の丸を自慢気に飾ってあります。腹が立ちます。
江戸時代の装飾品も時代考証も大変丁寧に描かれており、文明開化とかいう言葉が最低の自虐史観だと再認識させてくれます。

渡辺先生、大作をありがとうございました。
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6件
2022年3月2日
連載20年越えの新撰組超大作です
存在自体は何年も前から知ってましたが、きっと無料読みがなければ一生手に取ることはなかったであろうこの作品。40巻以上(未だ完結してない)もの大作なので一度ハマってしまえば金銭的に大変なことになるな、なんて思いながら読んでしまったが最後、見事にはまりました。
私にとって新撰組はそれなりに有名な小説を読んだりしていたにわかファンなので、この作品を読み始めて「沖田総司ってこんななの?あれ?斎藤一のイメージが違う、、」と戸惑いはしたものの、新撰組ではあるけれど「これは少女漫画なのだ!!」と先生が豪語していた通り、がっちり少女漫画の恋愛ものです。なので歴史を知らない万人ウケするのだと。
史実に基づいたフィクションですが歴史に出てこないヒロインを混ぜ込みながらも細かいところが忠実に描かれていると思いました。(歴史の勉強にもなる!)
先生は歴史だけでなく当時の世相、風俗や医学、さらには新撰組の近代研究まで事細かくよく勉強されていて、自信を持って作品に取り組まれているのがよくわかります。なのでファンに対しても辛口コメントですし、他作家さんの新撰組に対しての作品意見も強めです。 (この辺は読み手さんの好き好きですね。)
着物や髪型など作中で見かけるものの解説があとがきにしっかりと記載されていて毎回最後まで興味深いです。
最初の5巻ほどは優しいタッチの絵がが続きますが巻を重ねるごとに絵がどんどん綺麗になって来ています。(沖田総司がカッコいいし、安定して絵が上手い)
史実であれば、エンディングが知れてしまってるので、クライマックスまで来ているこの作品がどう終わって行くのか楽しみです。
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2件
2019年7月12日

最新のレビュー

紙のコミックスを集めてました。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方々と同様、しばらく買って中断してて完結の話を聞いてここに来ました。中断とはいえ、表紙イラストの記憶を辿ると、多分40巻くらいまで買ってますね。しかし、コミックス購入してた頃も前巻読み返すのが面倒で惰性で読んでました。
完結の話を聞いて、その内容を聞いてあまりにショックで、今日まで読めませんでした。読むきっかけになったのは、YouTubeのおすすめ動画でたまたま本作の最終回の話があったからです。
本作を夢中で読んでいた頃は、主人公・セイの何事にも一途でまっすぐなところが本当に好きで、何度も泣きました。自分も見習いたい、と思って仕事を頑張ってきた過去があります。だからこそ、あのラストがどのように描かれているのか、ふと気になりました。
数巻飛ばしの最終巻を読んでみて、腑に落ちました。確かに、あのキャラたちをあの時代背景の中で愚直に動かし続けたらこのラストに行き着く可能性もあるなぁ、と不思議と受け止められた自分がいます。子どもが沖田似なのは、生まれ変わり的な何かを狙ってのことでしょうか?
まあ、もう少し処し方はあったような気もしますが。斎藤先生と付かず離れずで交流しつつ死エンドとか、セイそっくりなモブを出してセイの死後にモブ語りさせるエンドとか…。しかし、やはり命を寿ぐ名を授かったセイを死なせるエンドはなかったかもしれませんね。それなら別に、土方さんの隠し子的なモブを養子として引き取るエンドでも良くないですかね。あーでも当時ってセイみたいな身分の人が養子ってどうなんでしょうね?的な時代考証に引っかかるんでしょうか?

多分、このラストは20〜30年前なら世間にももう少し受け入れられたのかもしれません。しかし、衝撃度ばかりが先行しているような気もします。令和の価値観からすると気持ち悪いことは理解しますが、読破された方の好意的レビューが意外とあるのにも納得はできます。気持ち悪いけど。

個人的には意外としっくり来て冷静に受け止めることができたので、星3です。これを見てから持ってるコミックスを処分しようと思ってましたが、好きだったところまでは手元に置いておくことにしました。昔、私自身がこの作品に勇気づけられたことには違いありませんので。
未読で納得が行かない方は、全巻とは言いませんが20巻くらいまで読んでみてはいかがでしょうか…それでも多くてハードル高すぎでしょうけども。
いいね
0件
2025年11月10日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

頑張れ女の子!
制作:そのめろ(シーモアスタッフ)
かの有名な新撰組(新選組)の物語です。新選組の前身である壬生浪士組の入隊選抜で、打たれても打たれても向かってくる1人の少年が選抜役の沖田総司の目に留まります。父と兄の仇を討つために入隊を志願、「志だけは誰にも負けぬつもりです!」という心意気に免じて、新入隊士として入隊を許された神谷清三郎。その正体は富永セイという少女だったのです!土方歳三、近藤勇はじめとする血気盛んな浪士組の中で、果たしてセイは…。「ファミリー!」「はじめちゃんが一番!」の渡辺恵子先生が描く、歴史純情ロマン!頑張る女の子セイの姿に、男の友情にぐっとくるはず。ドラマCD化、 第48回小学館漫画賞受賞作品です。

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