世代も何もかも違うのに自分と重なる部分もあるのだろう、時間を置いて読み返す作品です。漫画家をしていた自分をお遍路に放り込み、なけなしのお金を使い切るような苦労続きのお遍路で見つけた物は、身近にもあったものではないでしょうか。貧乏や喪失感や疲
労の中では要領よく思考する事も無くなりますし無茶な選択をしてしまいます。少し慣れてくると気が緩んだり自我が出たり人間的な駄目なとこも隠さずに描いているのでは無いでしょうか。
あと、続編のネーム版も読みました。計画してもそうは上手くいかない物語なのは変わりませんが、完全版で見たいと思います。
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