HQ を越えています。こんなにストーリーを味わえた作品にはこれ迄出会ったことがありません。重層的で、サスペンススパイスが巧みに施されていて、それでも愛が物語を貫き、目くらましのスピードとかベタなチャラさがなくて読ませます。別れ、孤独、でも、
愛。
評判の高さに期待はしたものの、こんな名品に出会えるとは扉絵開いたときには予感もなかった。
私は漫画を読むのが好きですが、HQ にはこういう期待はしてこなかった。別格の存在。
ありがちな要素排除してすごい実力のストーリー、そして、競争馬を描くのは難しいのに、お見事。
そう、黒いサラブレッド、白いサラブレッド、確かに動物の毛の色の見え方はそうでした。毛並みを毛の流れと反対方向にかきあげると、そういうことがあります。
ストーリーの手綱さばきに感嘆します。
この作品はファイブスター点以上が相応しいと思いますが、ないのですよね。華やかな絵柄で読者を引き寄せていないにも拘わらず異次元の満足感です。ビューアー不調で頁めくりが乱調だったのに、「端綱」に引かれたようで、とても楽しませてもらいました。
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