まず最初に、この漫画には続編があります。鐵(くろがね)という作品に続くのでご注意ください
舞台は江戸後期、幕末と言ってもいいかも?一人の少年が新撰組隊員になり、戦いに身を投じていく物語です。少年には兄が1人いて、両親は何者かに殺害さ
れています。その犯人を倒すことが少年の目的で、そのために新撰組に入っていくのです。
前半はバタバタコメディーで、歴史物の匂いはさほどしないと思います。もちろん登場人物は皆存在した人々です。しかし後半は一転して完全な歴史&戦闘漫画です。なかなか激しい描写があるため、苦手な方はご注意ください
この物語には主人公が2人います。一人は上記に書いた少年で、もう一人は後半に出てきます。彼の登場が物語を大きく変化させていくのです。同い年で似た境遇、しかし鏡合わせの様に異なる2人。なぜこんなに違ってしまったのか、と考えながら読むのも楽しいかと思います。
血みどろの戦いの後に迎えるラストの話、これは受け止める側によって印象が180゚違うと思います。色々考えさせられるとは思いますが、私は泣きそうになりました。次の鐵を読んだ後にこれを読むと、更に泣きたくなりますこれは是非、たくさんの方に読んでいただきたい、名作だと思います。
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