電子コミック大賞2025
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ少女マンガ 一迅社 ZERO-SUMコミックス 千歳ヲチコチ千歳ヲチコチ 5巻
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作品内容

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レビュー

千歳ヲチコチのレビュー

平均評価:4.7 42件のレビューをみる

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高評価レビュー

うわぁ〜、いい!とっても好き❤何回も読む
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 平安時代物好き!カラーイラストも好み!って事で、無料版から読み始めてはまりました。当時の風習や価値観をベースにしつつ、現代と平安がうまい具合にミックスされたラブコメ(怨霊や天のお導き等ちょっとファンタジーあり)です。1巻のドラ○もんの手に爆笑。生き物大好き!虫も大好き!屋外を出歩くのも気にしない等、当時の貴族のお姫様としては変わり者の中流貴族出のチコ(知子)。上流貴族の子息には珍しく大学に通い、就ける仕事より下位の仕事について、まだ責任が持てないからと大人になる事を足踏みしている、真面目で控えめな親思いの亨。ある秋の日。チコが友達に宛てて書いた手紙(歌)が飛んでしまい、拾った享がその歌の趣に興味を持って返歌した所から2人の物語が始まります。亨は一緒にいた友達の一計で女性の振りをするのですが、チコにとっては、身近な人以外で自分の事を認めてくれた、とても気になる存在に。2人は目に見えない糸で繋がっているけれど、はっきりとした接点がないから近づいていても気付かずに、手紙もお互いに思いを馳せて書く物の渡せずじまいで、本当に出会えるのかー!と気になっていましたが、各々が自分なりの行動を起こす事でそれぞれ成長し、じわじわと距離も縮まっていきます。手紙(歌)で関係を深める、成人した貴族女性は人に顔を見せない等の当時の習慣が見事にマッチしていて、ドキドキしました。一年後の秋に漸く出逢いますが、チコの髪が秋色(当時は黒髪が器量良し)なのも情緒溢れていて最高です。又、2人が出逢えて嬉しくなるのと同時に、2人を繋ぐ1人であった遊行僧春雪の、悲しい過去の話に胸が苦しくなりました。風変わりでも、そのまんまの自分を受け止めてくれる理解者がいる事の、なんと心強い事か。チコと同じように虫を愛でる人だった、敬愛する祖母を突き放してしまったと後悔し、チコに別れを告げる春雪。最後、彼の祖母にも理解者がいて、それを春雪が知る事もでき、両者共に救われて良かったです。周りのキャラに嫌な人がいなくて、寧ろみんな個性際立っていて(個人的に亨パパと雅楽頭様が特にツボ)クスリとしつつ、精神的な成長(大人になる事、責任を持つ事の覚悟、自己決定できる事等)や家族愛・親子愛(親が子を信じて背中押してくれるっていいよね)、他者との関係の築き方、相互理解、自分らしく自分の人生を生きられる素晴らしさ等、軸がきちんとしている物語で読み応え十分です。
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2022年5月9日
めっちゃくちゃ面白かった~!!
試し読みで興味がわいて購入したのですが、ここまでハマるとは思わなかったです。楽しく笑っている間に伏線が張り巡らされていたことに全然気付かなかったので、ラストにかけての怒涛の展開に息をするのも忘れる程、夢中になって読んでしまいました。
平安時代の生活をそのまま現代語訳したような感じで、歴史のことに疎い私には、平安時代の生活文化を現代の感覚でイメージできて凄く勉強になりました。現代人のように話すのでニュアンスを理解しやすい上、ちゃんと視点は平安人なので、目の付け所の違いにハッとさせられて新鮮でした。現代の強い刺激に慣れてしまった私にとって、昔の人達の、僅かな変化に心を寄せて愛でる姿勢は、とても魅力的に見えます。あと、これは作者様の技量の成せる業なのかもしれませんが、何気ないふとした瞬間に、そこはかとない色気が漂っているんですよね。こういうエロチシズムの表現って素敵だなぁと思いました。特に印象的だったのは、ラスト近く、恐らく眠れないまま朝を迎えた亨が、寝巻姿のまま外を窺い、朝の光の中佇む姿でした。彼らしい穢れない純粋さの中に男の色気を感じました。それまではDKみたいに子供っぽく見えていたけれど、そこまでの過程でしっかり大人になる階段を一段ずつ昇ってきていたことに気付いて、「今までのあれやこれやは、ここに繋がってくるのか~!」と作者様にしてやられた感が半端なかったです。
登場人物が端役に至るまで全員存在感があり、しっかり物語の一部として役を担っているところも素晴らしかったです。どのキャラも愛おしくて、どこか身近にいそうな感じがするのも良いです。それに、綺麗で分かりやすく見やすい絵柄で、人物や表情の描き分けもしっかりなされており、とっても読みやすかったです。読み返す度に、キッサン先生の才能に圧倒されます。こんな出会いがあるから漫画読むのを止められないんですよね~。あ~、幸せ。
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2025年9月30日
平安時代、貴族社会が分かりやすく素敵に
深い宮廷文化の知識が見事な現代語で綴られ、奥ゆかしさの極みみたいな文のやり取りの中で男女が知り合う。
D.キッサン先生の古典の素養が嫌みなく披露され、時代性を強く感じることが出来る豊かな造りなのにそれでいて説教臭さの欠片もなく、寧ろ相当くだけたお話に仕立てる手腕が凄い。絵は目があっさりなので少々拍子抜けもあるが、概ねストーリー展開に引っ張られて、気持ちよく読み進められる。手抜き感は無い。8巻構成がちょうどよい。6巻辺りから面白さ増してきていて、完結巻である8巻に入るのが惜しくて、味わうために次第にのんびりモードに切り替えて読むようにした。
虫めずる姫の話は子どもの頃読んで印象的だったので、このようなオマージュ(?)は楽しい。
自由に描いているところがいい。
春雪が重要なのは判るが、彼にストーリーを回させ過ぎな気がした。
このような奈良平安時代の漫画の中では飛び抜けて良かったと思う。

天女の羽衣を下敷きにするストーリーも悲しい味付けをしておらず、イモムシのエピソードを見せてくれるところにユニークな創作力を感じ、モスラに至る発想と、虫めずる「母」君との絡みも、変人扱いと理解者を得られることの周囲の有りようの対比クッキリ、良かった。現代語で進行するせいもあってか、キャラも心情描写も歯切れよくて、全般カラッとさっぱりしているのもいい。嵐ならぬ颪も、アルファベットのルビが効いていた。
典待様のバリキャリも楽しめたし、イリュージョンも平安ものとしての様式が感じられて、4巻目、第33帖から、面白さのギアがよりアップする。
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2023年3月9日

最新のレビュー

おもしろかったー!!
平安時代を舞台にしたギャグマンガかと思いきや、ちゃんと少女漫画らしいときめきもあって、大満足でした。いろんな楽しみ方ができると思います。
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2025年10月5日

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