BLマンガ

1巻完結

天国も地獄も

西田東

（4.4）投稿数29件

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作品内容

高校教師・城田の前に時折姿を現すヤクザの姫野。二人はかつて同じ高校に通う同級生だった。会えば毎回、意味のない言葉のやりとりを繰り返す二人、まるでお互いの内にある「何か」を避けるように…。しかし姫野を襲った事件により、それは徐々に暴かれて――！？ギリギリの心がせめぎ合う男同士の愛憎をクールに描いた最新シリーズが早くもコミックス化！　元恋人の結婚式に出席する男の意外な出会いを描いた読み切り作品「花嫁によろしく」も同時収録。

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完結

詳細

簡単

1巻から｜最新刊から

作品ラインナップ　全1巻完結

天国も地獄も

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作品情報

ジャンル

： BLマンガ

作品タグ

：奥が深い

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：竹書房

雑誌・レーベル

：バンブーコミックス麗人セレクション

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2014年5月1日

ファイルサイズ

： 20.6MB

ISBN

：

9784812479773

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

天国も地獄ものレビュー

平均評価：4.4 29件のレビューをみる

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高評価レビュー

ピカニキさん

(女性/－) 総レビュー数：1614件

西田ワールド全開な佳編

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ ヤクザの姫野は、何ヶ月かに一度ふらりと高校の同級生•教師の城田の前に姿を現します｡いつも同じようなどうでもいい会話を交わすだけで姫野は帰って行くのですが､それでいて離れている間は二人とも高校時代の相手のことを思い出しています。相手の好意をわかりつつ、それをおくびにも出さずにきた二人が、20年の時を経て嵐のように求め合います｡城田の教え子や姫野の足抜け､ハワイの老婦人など絶妙に配置された設定と登場人物とが、かちりかちりとパズルのようにきれいに嵌まってラストへと導かれてゆきます｡｢泣くな。俺がおまえを捨てるわけねえだろが｣の決めゼリフに泣きます｡
『花嫁によろしく』新郎に捨てられた友田と､新婦の父•則武のお話｡フラれた友田が泣きながら新郎を庇うさまが則武の新しい扉を開いてしまいます｡
この作者さまが描くちょっとくたびれた始めた男性は、だらしなかったりいい加減だったりするのに何故か可愛いのです｡その可愛らしさに目が眩んで、おじさん達の色んな欠点をなんとなく許してしまいます｡緻密なプロットと不思議なユルさんが織りなす心地よさをぜひ味わって下さい｡

1件

2021年12月13日

わっきゃさん

(－/－) 総レビュー数：4894件

愛だ愛!!

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ これまたヘビーな話。西田さん作品ほぼ持ってますが、こちらは手が伸びず今回セールで購入し初読み^^;
いや〜こんな現実離れしたトンチキな話、西田さんじゃなければ読まない(笑)西田沼的面白い話でした!!

元高校同級生が高校教師(城田)とヤクザ(姫野)になり。長年腐れ縁の振りを続けるも仕草や台詞からダダ漏れの二人が、唐突に観念する状況となり、逃避行が始まるのだけど。

深夜ドラマの様な展開は、悪態ばかりの中も殺し文句は多いし、職も日本も捨てちゃっても恨みつらみもなく、有るのは愛だけ!!相手さえ居ればいいというシンプルな愛の深さがね〜(笑)いかつい二人も数十年後はMrs.ブラウン張りの名演技が出来てたらいいのにな〜と思える愛の逃避行話◎良作!!
→『フェイス』内に番外編あり。

・同録:元彼の披露宴で新郎の悪口を新婦父に聞かれて〜そこからのドラマが妙にハマる面白さ◎

2件

2021年2月15日

:::::::: さん

(－/－) 総レビュー数：656件

教師になった理由とミセス・ブラウン

自分の中で、西田先生を求めるパターンが分かってきた気がします。心の滋養強壮剤⤴
フォローしている方々も書かれていますが、ハワイのおばあちゃん、ミセス・ブラウンの告白が…。恐らく、読み手によって受け取るものが違ってくるのではなかろうか…と思ってしまいます。痛みなのか、哀しみなのか、救いなのか…。最初は、「あははは、チャーミングなおばあちゃんだなー」くらいに思っていたのに、本当に深いサイドストーリーです。
さて、教師になった男とヤクザになった男、西田カラーあふれる２人の物語。いや～、今作の城田の男気よ…めちゃくちゃかっこいい。これは、高校生の頃からの純愛だ。城田の斜め上を行くセリフに、心奪われます。姫野については、初めて体を重ねた翌朝の震える手の場面がとても印象的でした。西田先生、天才だ…と思ってしまった。

15件

2021年9月18日

むにさん

(女性/－) 総レビュー数：1719件

構成が練りこまれている！

作家さんの意思というかメッセージを感じる映画的な作品というのでしょうか。
構成が何気に練りこまれていて感心してしまいます。ちょっとしたコマにムダがなく全部意味があってギュギュッと凝縮。2人の動きもそうですが、出てくる脇役がそれぞれに役割をきっちり果たし、読めば読むほどじわじわと響いてきます。とくに2人の女性(生徒とブラウン)効いてます。
そして主人公たちが見事に男。女みたいな男は微塵も登場しません。姫野の口の悪さなんて職業と性格をめちゃ体現。キャラがきちんと立ってるから、2人の会話がとても自然で活きています。
ただ、雑な感じがどうしても拭えない絵がちょっと残念・・。
ほか、元彼の新婦の父親とやりとりするお話が入ってます。
★5は表題作のストーリーと構成に。
総180ページ。

1件

2016年9月7日

まるさん

(女性/－) 総レビュー数：650件

好きになったら何処へでもってことですね

フォローさんのレビュータイトルに納得です。お婆さん、肝が据わってるー。
高校の同級生だった、教師とヤクザのお話。細かいことは置いといて、愛を貫く心意気が心地好いです。もうひとつの短編は、元カレの嫁の父親とってことだけど、それはどうかなあ。微妙…。私的には結婚式に呼ばれるのも、親友として紹介されるのもどうかと思いますが。お互いが完全に吹っ切れているならいいんでしょうけど。

レビューの中に西田東と西田ヒガシ名義があると書かれていましたが、作風とか何か使い分けの理由があるのでしょうか？
追記、調べたら2016年に西田東から西田ヒガシに改名されたみたいです。でも、理由は分かりません。

4件

2021年2月16日