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BLマンガ
スニップ,スネイル&ドッグテイル
1巻完結

スニップ,スネイル&ドッグテイル

600pt/660円(税込)

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作品内容

「……誰ともしたことないことが、してみたい」翻訳家の峰(みね)とバス運転手の安城(あんじょう)は、”目新しい友人”同士。峰は不器用にまじめで、フランクな安城には彼女がいた。異質な2人。だけど彼らは急激に仲良くなり、どうにもおかしな距離感になっていく。仕事、食事、友人関係。恋と共にある”暮らし”を細やかに切り取った、日記形式ストーリー。まじめ男と彼女持ち。2人が半同棲関係になるまでの、8ヵ月の日記。

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作品ラインナップ  全1巻完結

レビュー

スニップ,スネイル&ドッグテイルのレビュー

平均評価:4.1 36件のレビューをみる

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高評価レビュー

秀逸!日記形式で描かれる心の機微
作者様の作品は、どれ読んでも私の好み!心に響くわぁ~。この作品を読んで満足しているのと同時に、未読の作品がまた一つ減っていくのがなんだか寂しくもあります。こちらは、真面目な翻訳家と彼女有りバスの運転手が友達になっていくところからです。でも、描かれているのは時系列がバラバラの日記形式。読みながら、何度も後戻りして、読み返してしまいましたー。ちゃんと時系列順になっていないから分かりにくいという点で好き嫌いがわかれるかもしれませんね。でも、分かりにくいからこそ何度も読み返して気づくことも多く、この作品の深みを出しているような気がします。私が無知だから調べてしまったタイトル。元ネタは「マザーグース」の歌詞の一節みたいですね。男の子は「ぼろきれ、かたつむり、犬のしっぽ」でできている。ちなみに、女の子は「おさとう、スパイス、素敵ななにもかも」からできているそうです。犬のしっぽとは使役犬が生後間もない頃切り落とされた「断尾」のことで、男の子の欲するものはどれも生活にはあまり役にたたなそうな、無価値なものばかり(人によって価値観は違うけど)。それに反して女の子の欲するものは、素敵ななにもかもという曖昧なゆるふわなものと、砂糖とスパイスという日常生活では価値の高い、現実的なものを押さえているんですね。そういうのを考えると、作中のみちこさんの言動もある意味頷けてしまいます。現実をちゃんと見れているというか…。この作品は叙事的に、説明の言葉とかなくて、絵でいろいろな事が表現されているので、読み返せば読み返すだけ、また新たな発見がありそう。私は好きだなぁ。それと、オレガノを栽培したくなりましたー(オレガノ購入、笑)。
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12件
2022年4月11日
オシャレ枠じゃないオシャレさ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ こういう、映画を観てるみたいな気持ちになる作品、大好きてす。『パルプ・フィクション』くらいしか今思い浮かばないのだけど、他にもなんだったかな…物語が時系列順じゃないやつ。
普通に時系列順で描かれていても多分、ジリジリした様子を楽しめたとは思います。それならただ物語に流されて読めば良いだけで。
でもこれ、考えるんですね。読んでて。で、二人を追いかける。この時こうだからこうなる、って。
どう見てもタイプの違う二人の、「出来上がった状態」を最初に知っているので、馴れ初めを知りたくなるし、どうやって近づいたのかの部分を読みたくて手が止まらない。(でも、出だし40pほどは何度も行きつ戻りつしながら読んだ)
そして、やってくるのも途切れるのも、こういう描き方をしてあるから唐突です。細切れに記憶を辿る時、こんな感覚になることってあるな、と思うのです。

最後に時系列順の日付けが載っているもくじがあります。
あー!こういう仕掛けだったか!と唸りました。
密度。そこへ至る日々の積み重ねと、「その日」を表す密度が目で見てわかる仕掛け。
これを見て、短い物語の中で、二人と、二人に関わる人達との時間が一気に膨れ上がりました。あっさりしているようで、日付けと日付けの間を埋める時間を想像させてくれ、とても濃密な作品だな、と感服しました。
テクニカルだけど感覚的で、その計算が見えず、見せないところがオシャレなのかも。
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11件
2022年11月1日
他にはない作品では?
先生の作品で唸らない作品に出会ったことがありません。
本作品も、読み進めるうちにじゅぶぶと味が滲み込むように私の心に沁みこんで読後も余韻を楽しむことが出来ました。

接点のないような二人の出会いから数か月間を日記のような雰囲気でつらつらと語られていきます。
日付や時間はランダムで時系列にはなっていません。
読みずらいようですが、二人の脳裏にパッ浮かぶ思い出の些細な日常の一場面を切り取って描いたように思え、かえって心の抑揚がチリっと感じます。
時系列で読んでみたいとも思いますが、想像するとやはり二人を近くに感じるには断然こちらの方が良い。

こんな読み物は初めてです。

セリフはいつもながら秀逸でクスリと笑える雰囲気なのに言いえて妙、捉えて離さない魅力的な言い回しです。

あと、先生は女子から見た男子の恋愛の描き方が上手い。
今回、彼女がいます。彼女の視線、思考、発言。
実にジワリとくる。
まさにマザーグースの男の子は何でできているの?
の目線のようです。

脱帽。
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24件
2022年8月15日
“感じる”漫画が好きな方は唸ります
ヤマシタトモコ作品で1番好きですね...。超好きです。
普段、漫画を何度も見返すことってほぼ無いんですけど、これはちょっと別格です...。時系列が気になるとかそういうのではなく、シンプルに2人のキャラクター性と掛け合いが好みすぎて。気持ちの変化も“突拍子”じゃないのがまた。ゆるやかな波のように変わっていくのがマジで超...良い...。あと、言葉足らずにロマンを感じる性根なので、本作は特殊な構成なのもあり、何度も何度もその良さを噛み締めました。というか、描き下ろしのボーナストラックが良すぎて、それだけで飯5杯はいけますよ。いや、マジで。寝る前に読んでたんですけど、羊を数えるみたいに2人の会話を反芻して、気付いたら寝てた。ではなく、可愛さに耐えきれず一瞬昇天して朝を迎えてました。
こんな恋の“気付き”してぇ〜!の連続。己の人生、骨の髄までシャブり続ける漫画かと思います。傑作でした。
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5件
2024年11月25日
生活と感情、想起とポエジー
翻訳家でまじめ男の峰とバス運転手で彼女持ちの安城が急に仲良くなり、半同棲関係になるまでの8か月の出来事が、日記形式でシャッフルして描かれています。エピソードの長さはまちまち。コンソメとかえりあしとかオレガノ、メシの準備……日常の風景が並置され、リズムを作り出しています。リニアな時間から開放されたエピソードが空間的にモンタージュ、配置されることでその隙間に余白が想像され、詩情が漂います。生活とともにある感情の動きをくっきりと写しとる表現が見事としか言いようがない。
この行ったり来たりの想起の視点が入るとなぜ泣けてきてしまうのだろう。『恋の話がしたい』(2008)でも「おまえ喫茶店で絶対カフェオレ」のところでホロリとしてしまう。

余談ですが、著者がポケットマネーで作ったという『さんかく窓の外側は夜』グッズのいかにもなダサ・クリアファイルがイカス!
いいね
4件
2020年10月31日

最新のレビュー

雰囲気が小説と漫画の間。BLでない感じ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 斬新な切り口!結果付き合うけど、そこに行くまでをまず全部見せない。切り取り形式。そして時系列バラバラで、バラバラにする事によって、全部見せてない所を考察したくなる。特に彼女がいて同棲してて、仲も良さそうなのに、どうしようもなく自然に人間と人間同士が惹かれあって、お互い恋愛と気づいてないまま距離感近づいてる。それを多分、彼女の方が先に気づいてるのですか…なんか彼女でき過ぎな感じして気になるんです。そんななる?谷川俊太郎さんの有名な詩もでてきて、表現や感じ方の参考みたいになってるのが切ない。言いたいことそこなんだろうと察してるけど。賛否両論がかなり分かれやすそうなこの作品。それで良しとしないとこの作品の雰囲気と深さを優先した流れを活かせないと察知してます。いつもなら、甘い部分の続編、短編期待したいし、熱望しますが…この作品は気になる余韻が含めて完成される作品ですね。
いいね
0件
2025年4月17日

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