ボディガードものは体格自慢の屈強な野獣でなくて、タフで知力に優れたイケメンであるのがロマンスの絶対要素。何もかも揃っている、そして、自分を守ってくれる、言うことなしの存在。だから、読んでいて、HQならば最後は悲しいはずがないため、休日に格好の息抜き。
佐柄先生の細部まで丹念に描き込む実に美しい絵柄が一層楽しませてくれる。
プロポーズは良かった。私は、「でなければならない」などのこだわりがないから、これは彼の心に訴えたのだろうと思えて納得。
当初から公私混同してる、いわば王道のボディガードものであるのに、何を言っているのだという感じの場面があるが、それでも、自制心が決壊して役目を乗り越えるシーンは楽しめる。
ヒロインのお父さん、作為全く無しの狂言回し役としてムダに騒いでいて微笑ましい。