優秀な女性が、家政婦をやるストーリーはあるにはあるが、もったいないだろう。このストーリーは、社会の第一線に戻らないのか?会社組織に貢献しそうな人材なのに?
クビになってもめげずに元気で前を向いてたくましいヒロインが気持ちがいい。
彼もかっこいい。子どもたちのいる暮らしは賑やかで、アットホームで、居心地の良い空間。
ヒロインが作り出した光景が、家庭の素晴らしさを彼に感じ取らせて、いつの間にか彼は彼女に陥落してる。はっきりそんなシーンに酔いたい人にはもう少し見せつけて欲しいかもしれないが。
それにしても二度もいきなり迫ってる。エレベーターで、リビングルームで。
こういう展開、少し強引でワイルドなコンタクトが彼を魅力的に見せる。また、キスシーン、この絵はロマンチックさが出ていて良かった。
それでも、セクハラだとも思うことだが?
17頁のエレベーターの中を描写してるコマが驚異的に、メタリックな感じを出していた。
家政婦稼業の先輩や手抜きナニーのおばさんが、ヒロインの世界が変わってしまった、という、この物語の方向付けをしていくが、私には残念感もあった。
最初の出会いを経てから、後でそれぞれあのときの相手だとわかるときがあるが、互いにリアクションにキャラや話の流れを映していておかしみを作っていた。
プロポーズには読んでいる私がもっとジンと来たかったかな。
彼の地位にのちのち影響無いことを祈る。