ネタバレ・感想ありレディは恋泥棒のレビュー

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いきさつが何かと不可解でいつの間にか解決
2017年12月2日
出会うはずもない二人が出会って恋に落ちる、その人は悪い人なのよ、と心で思いながら愛してしまう。
そんな恋を描き、悪い人なのだとの認識はいつしか自分を踏みとどまらせるブレーキとしてヒロインの心に現れ出なくなっていく。
このストーリーは、相手が何をしている人なのか、もしかしたらとんでもない悪人の顔を持っていたとしても、そんな人を愛することができるか、という問いを投げかけてくる話だ。
彼の出した交換条件を飲むのも、きっかけとなった友人のめちゃくちゃな頼み事も、そして、友人のキャラの天然っぷり(?)も、舞台装置。あくまでもその経緯あったればこその、ヒロインの別世界体験であることを、示すもの。そんなところへのこのこ行ってしまって、そして、何をして稼いでいるのかわからないような男性のホームベースで、傾く心は止まらなくて。その過ごした環境の別世界ぶりに物語はHQらしさを振り撒いて、ある日、この魔王の世界を後にすることに。彼への愛を自覚してからのその突然の出来事に、ヒロインは立ち直れない。それほどに愛してしまっていた。
このストーリーは、そんなになるほどまでの存在に、出会ってしまったお話。どんなきっかけでも、相手が誰であろうとも、落ちるときは落ちる、ということを、HQ的な世界でロマンチックに展開して、真相は思い切り後回し。登場人物のほとんどがリアルな存在理由を話の進行上必要とされていない。二人のロマンスを引き立てる為だけにいるようなもの。二人の関係の進化をただ楽しめればそれでいい、そんな感じだ。


夏先生の描かれる頁はどれもが、描き込まれたという表現がぴったりの、隅々まで気を配った緻密なコマばかりで、黒色が確かな存在感を出している。
ロマンチックなシーンで二人の接触が何故かどこか立体的な感触を覚えてしまう。
ゴージャスな絵柄を必要とされるシーンでHQ漫画化に当たる先生の絵が力のないことがたまにあり、がっかりすることがあるが、夏先生作品には、期待以上の華があって、見て楽しい。オーラがあって、読み手のこちらにアピールしてくる頼もしい絵が当たり前のように紡ぎ出されている。タッチの太い線に迷いがなく、プロフェッショナルな描き手だなと、感じ入ってしまうのだ。

現実感のない物語構成である分、突然のお姫様抱っことか、甘い台詞のシーンとか、絵を描ける先生の舞台美術を味わう場だ。

誤字はやめて欲しい。
主人公二人には文句ないけど...
2023年3月15日
このお話しセオリーに則った正当なHQで、紆余曲折あったけどめでたしめでたしを夏先生の華麗な筆致で楽しませてもらったんですが...なんかもやって💦というのもヒロイン友人って何なん?プロローグでヒロインが友人の困った写真を盗みに行くんだけど(だから題名に泥棒)、友人が頼むくらいなんだから実はヒロインは大泥棒!かと思いきや貴族のお嬢様⁉まぁ友人の代わりに談判しに行くのなら分かるけど泥棒はないよ。その後もヒロイン頼みでエピローグでは他人事のような話しぶり😌😓まぁこの件が無ければ知り合わない二人ですが、友人!自分の落とし前は自分でつけろよな💢で☆-1です。
良い
2014年3月30日
ストーリーや絵も素敵でした。ラストがちょっと物足りないのと、ラブラブ要素が少ないかな~。
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あれっ?
ネタバレ
2014年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 劇的なセリフに胸キュンしてしまいましたが、如何せんページが足りなかった!
お母さんのこと丸投げで二人の世界に陥りながら終わってますけど!!(ついでに側にいた友達もいなくなってる)
てか、この友達も酷いやつですよ。
脅すような男(後に別人と分かるが)と私のために旅行して来いって...このヒロインにあり得ない薄情な友達でした。
なんだかその辺納得いかない。ストーリーは良かったのだが。
評価が高かったので購入しましたが、私的には★3くらいでした。
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