祖母グロリアの悪辣ぶりが際立っている。なぜこうまで周りは彼女の言いなりなのか理解できないほどに。キャルが隠し通してきた隠し子の事がとうとう明るみになった。それをグロリアが武器に使うとは見上げた悪者っぷり。にしても、キャルの腰抜けっぷりにも呆れてものが言えないというところ。ようやく反撃に出たぺにーだが、あんまり効果が無いようで少し残念だ。登場人物の背景も良く描かれていて、中でもナオミの心情にはものすごく興味をそそられる。ペニーでなくともナオミに行かないでと叫びたくなってしまった。キャルとペニーはハピエンだが、ナオミはどうなるのかそこのところが気になるのでシリーズを読破しようと決めた。