今日の私はついてない、というのを示してから出会いの描写。ひとつの典型だけれど、幼稚園の先生が仕事にきれいなスカートははくべきじゃない。
キスシーンは綺麗。ただ、結婚を考えるところは唐突な感じがしなくもない。
冷酷で恐れられた人間の優しさのシーンばかり多くて、変化は絵の中では良く読み取りにくい。
なんとなくもう少し雰囲気や全体の印象が洗練されていてもよかったかも。
いくらCEOの恋人の座にいると他人が思ってくれても、会社の従業員に対してけしかけることは、たとえ結果が良くても、私には違和感。パーティーなど公共の場での恋人同伴と、冷酷だとのレピュテーションとが並べ立てられるか?疑問は残る。
お金と権力のある男性は女性が放っておかない。ヒロインの職業が好感度を上げたとしても、ビジネスの冷酷さと、私生活とは別の人も多いだろう。冷酷さの評価基準も良くわからないが、同伴女性がそれほど直ちに彼の株を上げたとしたら、そんな程度のランキングでNO.1とされても意に介す必要もないものだ。叔父が理事会に焚き付けても、簡単にCEO職が解かれることは無いように思えるのだが。
二度目に読んだとき、安っぽく感じてしまったので、1ノッチ下げることにした。