愛を手に入れるためにはどんな犠牲も厭わないとは言うけれど、一国の王としてその器もある男性をその座を諦めて自分のそばにいてほしいとは言えないと思ってしまった。医師として命の重要さを分かっている人なだけに よりそう思ってしまうのかもしれない。裕福な国とそうでない国との争いや伝統、思考の壁に苦悩しながらも医療を通じてその重責を肩に背負い、いずれは王としての責務に就かねばならないとはいえ医師としてあるとは強靭な精神力と体力が無ければ絶対無理!!!マレクは出来すぎなヒーローです。ウットリするより恐ろしいです。ジャナーンだってそう思っていたはず。国の「掟」はその国に暮らす人たちの法律なのだからジャナーンの立場では恐怖でしかなかったでしょう。それでもマレクはジャナーンとの未来のために必死に戦ってくれている姿はトキメク以上に胸が痛くなりました。