TVドラマの影響か弁護士=正義の味方ってイメージが定着しているけれど、弁護士っていろいろな分野があるんだなぁと最近になって分かった甘ちゃんな私💦だから、勝てばなんぼのお金目当ての人だっている、地位目当てな人だっている....結果普通の世間と変わらない弁護士社会。それでも法治国家に生きる人々がすべて"正当"に裁かれるように努力する弁護士はいるはず。ヒーローはその一人、権力的な祖父に去勢されないでよくぞって思う。ヒロインのこころの再生物語だけど、ヒロインの魅力がヒーローをますます人権派弁護士に導くことが示唆している物語でもあると思う。荻丸先生が「長い原作」とおっしゃっていた意味がよく分かるし、それを128頁にまとめた力量に感服する。時間があれば原作も読みたい。