人目のあることを忘れてキス、ずっと好きでしかも他の人の代わりはきかない、そんな絶対の人。
愛のない結婚をしてしまい既婚者となっている状況で恋に落ちる。(上記は彼サイドで)
絵に描いたように(事実、絵だが)、理性では止めることのできない恋愛感情の高ぶりが、恋愛ストーリーの真骨頂を見事に映し出している。
本当に好きな人しか身体の関係になれないから、ヒロインはずっと思いを秘めてこれからもひっそり生きるつもりでいた。
彼は、女たちと割りきった身体の関係で遊べない、なかなか、HQ世界にも沢山居るわけでもないタイプ。世界的大企業トップでお金あります、容姿端麗で女は沢山やって来ます、設定でなくて女にだらしなくないなんていう、ヒロインがずっと心から愛されてる幸せ設定。
偶然の再会を逃すはずはなく、千載一遇のチャンス。でも、ヒロインはまさか自分になんて自信どこにもない。
好きな人と思い出を作りたいヒロインは、初めはずっと近付いてきた彼の真意を疑ってきたが、もうこの機会を逃したらときっと二度とないと思う気持ち、刹那的で心情が染みる。
はじめから最後までずっと好きな気持ちを抱き続けて彼を意識しまくるヒロイン、何としても今日は過ごそうと思う彼の意志、そんな気持ちが二人のシーンに漂って、読み終わっても情熱のほとぼりが少し残る。
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