無理矢理なところの顔だけはいくらそういう黒い感情があったにせよ、見ていて気持ちのいいものではないのだが、全体としてはヒロインが小さいうちから思い慕うのも無理はない、といった彼の情の深さが出ていた。嫉妬とかそんなところも見せてくれていた。
ヒロインの人生いろいろはなんともベタ展開だが、執事さんの存在が嬉しい。ひと芝居打ったのもグッジョブ!
ずっと好きだった人と一緒になる話は飽きることがない。実は、というのもかなり好き。
分かったときに、それを知らされるひとが嬉しい驚きになる筋は歓迎。
このストーリーは、男の独占欲が表れている。これ以上は過剰と思う手前でよく納めて、インパクトがイヤらしくなくて良かった。