家柄よし、外見よし、才能よし、運動よし、性格よし。
そんな、なんでもかんでも持っている主人公の柳。
彼の天狗の鼻は、突如として折られることになる!
なにも持っていない九条が登場し、あれまあれまと敗北を重ねる。
そうして柳は、彼女に勝つべくいろいろな勝負に挑むわけですが、やることなすこと空回り。
挙句にはカウンターを喰らって大ダメージ。
そんなしょうもないことを続けていく物語です。
なんでもできるイケメンが残念なの、良いですよね。
周りが察してるのもいいし。
ただ、残念でもイケメンはイケメン。
ちゃんとかっこいい場面も多くある。
漫画は、やっぱり絵の綺麗さが大事だと思っていて、少女漫画は特に読み手との相性が大きいなと感じています。
この作品は、人や場の構図やバランスがとても良く、すらすらと読むことができます。