捨てられたと思った男が、復讐にヒロインを膝まずかせようとして近付いて愛再燃。
ヒロインも彼のことを忘れたことはなかった。
疑心暗鬼の外堀を埋めていき、事業再建も道筋ついてめでたしめでたしだ。
ロシア男子もHQでは一大勢力だが、国籍云々で苦労や言葉の壁の問題に触れるストーリーは初めて見た。
熱い二人の描写が随所に展開され、楽しめたものの、全体の中で頁数も多く二人のシーンが描かれて一歩間違うと安っぽいドラマになるところだった。
冒頭のヒロインのコート、毛皮の感じが出ている。いっぽんいっぽん手を抜かない製作姿勢が巻頭カラーのひとコマにも出ていて嬉しい。