愛や恋よりも大切なものがあるとアリーは言っているけれど、「愛」に気付いていないだけ。アリーの中には深い愛があります。しかし、自分自身に惹かれている男性に契約結婚を提案するのは残酷です。けれど、自信家ジェスロはこの状況を余裕綽々で楽しんでいる事がこの物語の面白いところ。ジェスロは先手必勝とばかりに余裕な態度でアリーを翻弄するけれど、アリーもギリギリのところで距離を保つ。このやり取りがハラハラを含んで物語へ引き込まれる。特に私のお気に入りは、ジェスロが「アリーは僕の妻」と、ニヤニヤしている52頁のコマ。可愛すぎる💕アリーもジェスロもお互いを知り惹かれていく、それがとても自然でゆっくりとしたテンポがそれを感じさせてくれて読後感の良いものでした。一呼吸ごとに一層強く愛し続けられたい😄