冒頭からヒロインイザベッラの可愛さに同性ながらときめいた。この物語は、同先生の「嘘だらけの結婚」の王子マキシモの妹のお話だが、その物語の中ではもう少し幼くて従順なイメージが有ったので彼女が主役のこの物語での変貌ぶりに少し驚いた。当然ながら政略結婚のそれに抵抗しての行動から 本来嫁ぐべき相手とは違うヒーローアドハムに恋してしまうのだけれど、尤もだな と思わせる展開ぶりに微笑ましくその流れを楽しめた。特に、ウマラー国へ連れてこられてからの展開には、背徳感を用意して危機感を持たせてドキドキ感と恋のトキメキを十分に楽しめた。にしてもアドハムは王位を継承するのをイヤがっていたのに、好きな女性と結婚できるのならOKとするあたり可愛いが、してやられた感も否めないが、HQで嬉しいよ(笑)