ネタバレ・感想あり椿姫―鬼神伝承のレビュー

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面白かった~
ネタバレ
2022年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の椿のお話は伝奇ホラー。綺麗で物悲しい感じ。二話目の鬼ごっこの話はスリルがあって凝ってて、ラストがまさかの!という感じ。めちゃくちゃ面白かった。三話目はほのぼのとした少年と河童の物語。四話目の深い夏もとても好みのテーマで、きっとそうなんだろうな…と思いながら堪能させていただきました。五話目の水のほとりも良かった。秘密を抱えた影のある男性と溌溂とした若い女の子とのラブストーリーを描かれるのが上手いんですよね。ドキドキしつつ読後感も最高でした。流石安武先生!
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嬉しい!
2022年3月31日
当時小学生だった私は、収録されている『鬼はどこ』を読んで大きな衝撃を受けました。怖いけど妖しくて魅了されました。自分がどのような世界観が好きか分かるきっかけとなった話でした。あれから30年以上経った今、ふと、シーモアにあるかなーと検索したら…、あったー‼
見つけてすぐ購入させて頂きました。
感無量です。
「妖しくて美しくて怖い」が詰まった一冊です。
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異形と人間のはざまの世界。
ネタバレ
2023年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごくお安くなっていたので購入しました。発売はかなり昔の様ですが、元々耽美寄りのホラーは好きなので面白かったです。
色々なテイストの短篇集で、どれも切ない余韻を残す作品です。1話目の椿姫は最後公彦を手放すかと思いました。3話目の河童くんは啓太の為を思って、自分の淋しさを我慢して手放しましたよね。河童くんの優しさと、それを受けて少し大人になった啓太の別れが胸にきました。
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作家名: 安武わたる
出版社: ビーグリー