クリスマスイブに恋人に振られた志麻子29歳。優秀な専務秘書で美人で外見はイケているが、不器用な寂しがり屋。母は最近新たな伴侶を見つけ北海道に移住ていた。そこへ妹のみのりが父の遺骨を持って訪ねてくる。つい同居を提案した志麻子だったが、男を連れ込む自由奔放な妹の姿に同居をすぐ後悔することに。新上司のお供でパリ出張に同行した志麻子は、あれこれ世話を焼き却って面倒くさがられる。振られた恋人から、よりを戻そうとされるが、二人の関係がまるで疑似母子関係のように思えて断る分別を持てるようになった志麻子。みのりとその恋人のハジメは、事業資金を志麻子に頼って来るが志麻子は……。姉妹それぞれの愛と成長の物語。