ネタバレ・感想あり宮沢賢治の食卓のレビュー

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太陽のような宮沢賢治!
2025年3月12日
賢治先生(私はいつもそう呼んでいます)の食生活についてのお話ではなく、賢治先生がお気に入りだったり大切な出会いとなったりした食べ物を一つ一つのエピソードの主役(または脇役)として扱いながら、賢治先生の人生を巡っていくという本当に素敵なアイディアに溢れた素晴らしい作品だと思います。賢治先生の人柄や作品が一層身近に感じられて、思わず笑ってしまったり、胸を締めつけられて涙が溢れてきたりしました。賢治先生とその作品には常に光と闇が同居しています。それは未完となった名作のタイトルにも使われた「銀河」のごとく、無限に広がる暗黒の中で光り輝く恒星のようでもあります。この作品は賢治先生が花巻農学校を辞められるまでのエピソードを紹介しているので、希望と情熱に満ちた力強い賢治先生(かなり天然で自由でブッ飛んでます!)が中心となっています。太陽のような賢治先生を知ることのできる名作であると私は思います。
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食事というより、宮沢賢治の生き方
2021年11月2日
感動しました。宮沢賢治という人間がどんな人物だったのか、深く知れて良かったです。有名な詩や、物語が生まれるまでのエピソード、ひとつひとつ噛み締めて読みました。たくさんの人に勧めたい一冊です。
宮沢賢治の新しい見方ができる漫画
2018年9月22日
賢治が愛した花巻での生活。ひたむきな人となりに触れられます。作品ごとに出てくる料理は美味しそうでお腹が鳴ってしまいそうだが、注目すべきは料理が当時の最先端に「ハイカラ」なものが多いこと。アイスクリーム、ハヤシライス、素朴なイメージだった賢治の好奇心旺盛でお洒落な一面に出会えます
実写化おめでとうございます
ネタバレ
2017年6月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ グルメ漫画ではなく、宮沢賢治の伝記です。矢張り面白い。「注文の多い料理店」、「よだか」など、ハッピーエンドなのか分からない複雑な気持ちになる物語。これらの作品を描いた背景を知る事ができて良かったです。

実写化は嬉しいですが、主人公が180超の俳優。俳優さんは好きですが、163の東北の朴訥な青年にしては合っていない気がします。当時の宮沢賢治の年齢を無視して言うなら、私的には佐藤二郎さん等の方が合ってる気がします。
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