故郷に錦を飾るとは言いますが、仕方なく帰ってきた場合もそうなのかしら。ドレイクはトラウマのせいで、好感を持った女性に対する身の処し方に戸惑っているのがとても辛そうで、押しては引いての繰り返しが気の毒に思えた。レイラにしても同じで2人の進展をどう書いていくのか期待値は高くなった。しかし、レイラに、求めても得られなかったものを求めて手中にしても尚渇きを癒せないドレイクに 傷の深さを認識させられ読み手の私も傷つく。が、そうではなかった。彼は乗り越えていた。求めていたものを手に入れたと、ちゃんと分かっていた。嬉しくなりました。レイラが兄に背中を押されて踏み出した1歩が功を奏していた。お兄ちゃん、ありがとっ!