このレビューはネタバレを含みます▼
ヒロインは父親には暴力を振るわれ祖父からは過保護にされ、男からの支配に大きな拒絶心がある。ヒーローもまた母親に捨てられたと思い込み、さらに兄嫁の散財のせいで進学を諦めた過去があり女性不信。共同で経営する牧場はお互いに相手を信じてないせいでギクシャク、どうなっちゃうの~!?と思いましたが…内心はどうあれ、決して罵り合わず攻撃もせず、感謝と謝罪の言葉を大切にする二人なので、どんどん優しい関係になってくれてホッとしました。個人的に、ギスギスしてたヒーロー父兄弟たちがクリスマスに招かれて嬉しそうなシーンが大好きです。HQの良さ、「愛し合う二人が二人だけで完結せず、周囲や家族ごと幸せにしてゆく」良さがギュッと詰まってます。