よかった~久しぶりに泣きました😢早坂先生の作画もさることながら、原作が深い。
思いもよらないことで肉親を亡くした者にとってその喪失感を癒すのにはどうしても年月が必要となる。3年間は長いのか短いのか人によって判断はつきかねるけれどヒーローには必要な年月だったと思う。物語は抑えを効かせながら自分の「感覚sensation」に戸惑うヒーローをヒロインの明るさ、誠実さが包み込んでいく。看護師の一言で始まる114pからのくだりは切なく、それでいて希望の光に照らされるエンディングへの予感を感じさせ秀逸だった。禁断の夜かどうかは分からないが、残された者は日々を重ねて生きていくことだけは確かだ。