ネタバレ・感想あり新聞記者ヴィルヘルミナ(分冊版)のレビュー

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正義?(ネタバレごめん遊ばせ?)
2025年5月20日
【買っちゃった(1巻、6巻)】世の中、勧善懲悪では割りきれないし、新聞が正しい報道をしているとは言い切れないよなーと、斜に構えつつ。新聞に対する熱意は共通する、傭兵上がりの寡黙なエーリヒと、18歳で怖いもの知らずのミーナとの凸凹コンビが面白く、クーポンと還元キャンペーンに乗っかって購入。正直、朝ドラヒロイン的猪突猛進なミーナは、苦手なタイプ(笑)。分冊版しか無いのが残念なような、コツコツ読むのも楽しみなような。話数ごとの作品紹介がもっと丁寧だったら嬉しいなぁー。ちなみに6巻は、責任は年長者が取る、にシビれるー!度を過ぎた誘惑取材も、◯◯砲的脅しも、コミックなら気楽です(笑)。
「オススメ」恐るべし!
2025年4月17日
シーモアの【あなたへのオススメ】であがってきた作品。
これ...ガチで好み✨
作画も内容も見事に💘りました。
16世紀ドイツ風ファンタジー。活版印刷が出始めの頃。【感染症は魔女が広めた】と真しやかに人々が触れ回り、それが元でひとつの集落が没したという設定。
折しも5年前全世界の人々は《コロナ》という未知のウイルスに遭遇した。
当時は県で最初の感染者になりたくないと、他所で生活している子供にも帰省を許さなかった。
白湯をたくさん飲んだらコロナにかからないとか、体温36.5度を維持したらコロナには罹患しないとか色んな情報に振り回された。

人間は情報に飢えている。正しい情報にもニセ情報にも飛び付くニンゲン。
だからこそ、文字に起こして発信する人は責任をもって裏取りをしてその情報は正しく導かなければならないという使命感に溢れるヒロインの物語です。

お父さんがどうして出て行ったのか。お母さんはどういった経緯で事件に巻き込まれたのか。それは少しずつ明らかになっていくでしょう。

のゆ先生を作家通知で設定しました。
「赤髪の女商人」もレビュー少ないながらも高評価なのでお気に入りへ。アルファポリスさんセールしてくれ~
現代に通じる部分がある
2025年3月17日
新聞というメディアの役割を改めて捉え直すことのできる作品。
のゆ先生の作品は、前作「赤髪の女商人」もそうだが、「現代・現実世界と遠い時代感」の中に現代に通じる問題を見出し、その問題の社会構造を描写する。しかも、その描写が緻密なのに、物語の中に無理なく織り込まれているので説明臭くない。
「単語で反応する・話を最後まで聞かない」「自分の信じたいことにこじつけてでも繋げようとする」「面白そうな話を真実だと思い込んで噂する」など、客観的事実を広めるメディアが必要になる、現代でもあるあるなもどかしい状況にハラハラさせられるが、主人公と相棒の記者コンビの活躍が軽妙でイライラはしない。リアリティーと娯楽性が両立する時代ものを読んでいる感覚に近い。
なろう的な作品も面白いけど、たまには目先を変えてリアル系ファンタジーを読みたいな、の方におすすめです。
キャラが個性的で面白い
2025年2月26日
中世ヨーロッパ的世界観の中で新米新聞記者の奮闘を画くドタバタコメディ?ヒューマンドラマ?です。
キャラも立っていて面白いです。
剣と魔法のファンタジーみたいな劇的展開はないですが、ノンフィクション的な面白さです。
「本好きの下克上の二番煎じ」というコメントがありますが、中世ヨーロッパ(ドイツ系)の地名や人名が出てくる以外に共通点ないのでは?
(そもそも本好きが現代人が異世界転生して現代知識を活かして…という100番煎じぐらいの話だけどそっちは良いのかなw)
全然パクリではないです笑
2025年2月25日
本好きの下剋上は私も好きな作品ですが、全然パクリだと感じることはないです。
固有名詞とかを同じ地域の近しい時代の資料を参考にしたら似たようになるのは普通にあることでは?
そもそもグリム童話なんか読むと登場人物7割くらいハンスかヤコブですしね…
内容に関しては全く違いますので、先の本好きの下剋上と比べてるレビューの方とはパクリという概念が違うのかもしれません。

以下作品のレビューです。
しっかりとした時代考証をされた世界観の中でそれぞれのキャラクターがイキイキと生きていて、派手ではありませんがとても面白い作品だと思います。
現代の問題にもグサリとくる題材で、とはい真面目一辺倒では全然なくて、随所に登場人物の面白みや顔芸(笑)でスルスル読めてオススメです!
ヒリヒリ感…
2025年2月18日
「しまった…みんな単語だけに反応してる」が、まさにSNS時代に重なる、都合の良い切り抜きと同じでヒリヒリする。
信じたいものを信じる人間の性のようなものを写したようなストーリーで見応えある。コミカルなやり取りも良いスパイス。
こういうお話を読みたかった
2025年5月19日
何気なく読んだのに一気に引き込まれました。
舞台は中世ヨーロッパ風ですが、扱うテーマはまさに現代的。
コロナパンデミック後の今、フェイクニュースや陰謀論など真偽不明の情報がSNSであっという間に拡散される今、働く女性にまだまだ厳しい今!
これらがテーマになっています。応援したくなるヒロイン、度胸も賢さもあるのが魅力的。魔女狩りでお母さんを失っているし、お父さんも失踪してしまった、家族への思いが彼女の原動力。
続きが楽しみな漫画です。
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