HQらしからぬ淡々と進んでいくこのテンションの低さは、結婚式のシーンでこれからの展開を期待するワクワクがＭＡＸになった。ヴィクトルのシニカルさは、うわべだけの言葉で女性を懐柔する詐欺師のような男と比較するためのエッセンスだったのだと分かるが、如何せんロマンティックじゃない。それだけではなく、マディソンのこれまでのスキャンダル遍歴とはどんなものだったのか説明がないが、恐らくは政治活動集会や座り込み運動等の事と推測する。そう考えていくと、父親の無理解さが浮き彫りになり「精神鑑定はあなたが受けるべきよパパ」と大逆転である。が、その後のマディソンとヴィクトルにも甘々が無くて残念至極である。
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