このレビューはネタバレを含みます▼
「よしえサン」シリーズは大好きで何度も読んでいます。
けれど病気は違いますが脳手術経験者として、手術中に電極が外れるとか論外でしょうし、何やってんだと思いますが、がん検診から治療方針を決めるまでのS氏は一体何をどうしたいのかとやや苛立ちます。
診察時に「○○療法」はどうなのか、という事をネットや本で調べまくってあれだけ細かく尋ねていたのに、術後の水頭症(だと思われる)スマホや転倒といった「治療後生きる」ために知っておくべき事を調べていなさすぎではないのかと。
もちろんマンガの表現としてそういう形で「術後の日々」をまとめたのかも知れないけれど、「ナントカ療法」へのこだわり方からするとあっさりしすぎじゃないかなって。
言葉が出なくなったニョーボとの「会話」は長年夫婦やってるからこそで。すごく羨ましくて、それだけに悲しくて泣いてしまいます。
末文ながらニョーボ(敢えてこう書かせて下さい)のご冥福をお祈り申し上げます。