のっけからエロ萌えシーンで始まるなんてっ! 扉絵は ?ん? て感じだったけど、本編は絵が綺麗というか、カッコいいリーマンキャラでした! 1・2話ではデザイン事務所に勤める秀(ヒデ)が、事務所社長の弟で取引先の大手広告代理店社長・慎二にとても気に入られてて…。何やら1話目から暗雲たち込めてトラブルの予感…だって、「社長の陰謀」ですもの。火の無い所に煙はたたず?…ですねぃっ! にしても、慎二の秘書の松崎って、イイ味だしてます! 3・4話では、「秘書の策略」と来たもんだ。デザイン事務所社長の健一は、慎二に社員の秀を拉致られて、松崎と食事に行くことに…。積極的な松崎に押し切られて無理矢理身体を開かれた健一は、翌朝覚えてないコトにしたのに、松崎の方が一枚上手でした 飲み→ホテル→エッチと急展開でしたが、この位勢いあった方が読んでてスッキリします。 5・6話では、秀のことがお気に入りのカメラマン・石井と、バイト助手・松崎(!)アキラのストーリー。世間ってのは狭いもんで、アキラはあの秘書松崎の従兄弟? 秀の方を見ている石井に惚れてるなんて…どうしたもんでしょうかね。 この1冊では身近(身内)に3CPが成立してて、BLとしては豪華3本立てです。7・8話「社長 健一の恋」では、健一と松崎の身体の関係が進んでいるようで、それが健一の悩みどころ…。身体のほうがかなりお疲れよのようで。ちなみに、イロイロ無理難題が降り掛かってきて、そのとばっちり(?)で、松崎は右も左も頬を健一に殴られてます。カワイソ。9・10話「秘書・松崎の愛」では、ストーカートラブルの渦中にいる健一を守るのは松崎の役目…何かアレコレ・スンタモンダしますが、結局肝心のストーカー事件は解決してないのでは? ラスオチは笑っちゃったケドね。11話は番外編で、石井×アキラのピロートーク、アキラと松崎の男同士の会話(けっこうイイ話)が面白かったです。
全体通して、一気に読めちゃうのにそれぞれで話が展開しながら微妙に繋がりがあって、面白かったです。私的にスキなのは、慎二と秀の現場を健一に踏み込まれた時のドキドキ感と、アキラの純情スキスキなところが可愛くってイイかな。