このレビューはネタバレを含みます▼
短編が5作品収録されています。 * 「失われたものの伝説」 敵兵に追われて聖域に入った族長の息子は巫女見習い・エイリアに治療してもらい養生している。 魅かれ合う2人に敵軍が迫り・・・ 哀しいファンタジーでした。 * 「砂漠のかなた 雲のはて」 紀元前1世紀のシルクロードで1人旅をするアリアンは、奴隷として売られた少女・ミネアを助ける。 コメディやミステリーな部分もあるお話しでした。 * 「お酒は悪夢」 現代日本のバーのマスターと常連客で女流小説家のホラーコメディ。 どこまでが本当で、どこが嘘かわからなくなりそうなお話しでした。 * 「誘惑は甘い香り」 新人ホストの裕也は、オーナー夫人の綾子に気に入られ・・・ コメディ要素も入ったミステリーで面白かったです。 * 「マーマレード・スクランブル」 千津は3歳年下の真と同棲中。 彼の親が結婚に反対で・・・ 作者さんの初期の作品の様でした。