ネタバレ・感想あり全て緑になる日までのレビュー

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大島弓子の作品集で一番好き
2022年8月14日
『全て緑になる日まで』を再び読みたくて購入。一冊に六編入っているから短編集と言って良いと思うのだが、もっと分厚い本を読んだかのような充実感。何度か泣いてしまった。『ヨハネがすき』とか映画にしたらいいと思うんだが、やっぱりそれでは大島弓子の羽根のように軽やかな感性は表現できなくて、別物になってしまうのだろうな。
揺れ動く心を描く
ネタバレ
2025年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の他に5編が収められた短編集です。1975年、76年に発表された作品なので、先生が月刊誌に毎月作品を発表されていた当時の熱が感じられる作品たちだと思います。弓子ワールド炸裂です。私は中でも表題作「全て翠になる日まで」が特に好きです。
レージデージの妄想から生まれる青年トリエステ。恋人マリオンへの捨てきれない想い。愛と現実にとるべき道の狭間で揺れ動くレージデージ選んだ道がいいです。
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印象的な短編集です
2020年3月9日
フロイト式蘭丸、10月はふたつある、リベルテ144時間.ヨハネがすき、全て緑になる日まで、アポストロフィS、6作品が読めます。私は「ヨハネがすき」をお目当てに購入しました。哲学的な表現が多い初期の作品ですが、ヨハネが美しく、健気にきょうだい達の面倒をみるのが、何度読んでもぐっと来ます。破綻は見えてるのに。。。是非ご一読オススメです。
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作家名: 大島弓子
出版社: 白泉社
雑誌: 白泉社文庫