作家買いです。電子の雑誌で、読んでいたのですが、まとめて読みたくてまた購入しました。ほのぼの気分になります。
2つのCPの話が入ってますが、舞台は同じレストラン。
1つは、レストランのオーナーシェフ×バイト…でも本職は…の猫くん。2つ目は、レストランの常連客×レストランで働くシェフ。
ある日傷ついた猫を助け、治るまで面倒をみたオーナーシェフのレストランに、助けてもらった猫だ、働かせてほしい、と男の子がやってきます。最初は、バカな、と思っていたのに、まさか?になってきて、そしてストレートな好き好き攻撃受けるうち、段々気になってきて…。猫くんの本職と、その後のレストランの存続の危機の際の対応が、カッコいいです。
2つ目のCPがまた私のツボでして、攻めの受け溺愛と、失って初めて大切さに気付くという、まさに一粒で二度美味しいお話でございました。といっても、溺愛と、失ってから気付いた人は別です。あとがきで、作者さんも、どっちとくっつけるか大分悩んだそうですが、この着地点で私は大満足でした。でも、やはりあとがきにあったように、気付いたヤツ(受けと同居していた、元受けの想い人)が、その後受けに猛アタックをしての一波乱も見たかったかも。Hシーンはあっさりですが、どちらの話ともあります。この作者さんの作品は、いつも読後感がよくて、大好きです。