ネタバレ・感想ありペン・ふれんどのレビュー

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しっとり三編入った短編集。楽しめます。
2023年7月28日
辻村弘子先生の絵は雰囲気がキャッキャしていないので地味な印象に思われてしまうかもしれません。
そこがいいのです。
キャラは思索するし、サラリとしていて、絵も一見してくどくない。ベタベタせずにいるのに情は深いのです。読み手はそんな物思いにふける日々の姿を見せつけられながら、彼らに心情を寄せて行けるのです。
なんか素敵だな、いい彼に巡り会えてるね、と、そんな風に主人公達を見届けられる、安定の作品群。でも、当事者達自身にとってはさざめく小波を乗り越える感じかな。
ドラマ作りというのはこういうものです、と、提示されるような、この含みのある閉め方が技あり!
可能性や希望やホッとする何かを与えてくれながら、しみじみと読み終わりにそっと目を離して、物語世界に浮遊していた自分を静かに回収します。
「ペン・ふれんど」1981年作品。mimi1981/2月号~3月号
「50日間恋のライセンス」1980年作品。mimiDX秋の号
「落ち葉の音にふりむいて」1978年作品。mimi1978/11月号
いずれも懐かしいmimi系の雑誌で発表されたらしいです。
懐かしい〜
2020年3月15日
学生の頃、辻村弘子先生の作品が好きでたくさん購入した中の一冊です。すごく素朴で良い作品だと思います。
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ネタバレ
2023年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ペン・ふれんど」 高校1年生の時からペンフレンドになった未央と潤。 1年後、旅先で出会い、その後も大学入学までペンフレンドを続けていたが、潤が上京してきて、彼の夢を応援する未央。 夢に一歩近づいた彼が彼女に告げた言葉は・・・ * 「50日間 恋のライセンス」 大学4年生のメグは、彼氏・悟からの将来の言葉を聞きたいと思いながら、自動車学校に通う。 そこで出会ったのは、子供連れの北川教官。 彼は悟の貴兄にあたり・・・ * 「落ち葉の音にふりむいて」 高校時代に付き合っていた彼・圭ちゃんと偶然再会した由衣。 当時は彼女が彼に”子どもっぽい”と言いふったのだが、再会して当時を振り返ると・・・ * 3作品ともロマンチックな感じでラストに余韻がありました。
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作家名: 辻村弘子
ジャンル: 少女マンガ 恋愛
出版社: オフィス漫