表紙の2人が主人公で、体のつながりはないけれど、心のつながり方がある意味半端ない作品です(特に後半)。
異世界ファンタジーなだけに、リアル世界を超えるこれ以上ないというような繋がり方をします。
エロのない超BLという感じなのですが、その描写がなにやら感動を呼ぶんですね。
異世界の設定とか仕組みがよく出来ていて、話の途中で不思議に思ったことも、伏線と気づかなかった伏線もたくさん回収してくれて、消化不良にならず最後を迎えられます。
最初から想定していたのか、後から辻褄を合わせているのか分かりませんが、作家さんの力量恐るべしです。
あと漫画って、作家さんの思想とか思考が如実に反映されるものですが、この漫画での神についての描写は興味深かったです。
誰も正しい答えを持っていない存在ですが、こういう表現の仕方や考え方もあるんだなぁ…。