一冊完結なのでサクサク読めます。ありがち?な時空を超えた異世界(西洋風)でのラブロマンスをエロ要素中心で描いたような作品。
よく分からないけど、その時代に貴族の家宝として世界にただ一つ存在していた貴重な焼き菓子の型を現代で手に入れた主人公が、その型の爆発と同時に、その型を家宝としてた貴族の世界へ飛ばされるというストーリー。
あまり細かい設定はされておらず、説明しようにも、読んだにも関わらずよく分からないといった心境です。
不思議体験で王子様のような人と恋に落ちたよ!ラストも、夢なんかじゃない、これぞ運命なんだよ!って感じに綺麗に閉められています。ただ、結局なんだったの??とか考えてしまうと、意味不明だと思ってしまうので、深く考えず読みましょう。
エッチシーンが多いですが、子供っぽいのがコンプレックスだったはずの主人公が良い体つきだったり矛盾を感じました。女の子の絵柄は本当に、男性向け漫画に出てきそうな印象。女性が見ても見惚れるような体の描かれ方ではありませんね。
序盤でフラれるシーンからなのですが、ヤるだけヤって子供としてるみてぇーと言ってフッた最低男には笑うしかないです。しかも幼児体型なんじゃなくて体は出るとこ出てるのに主人公。
異世界に行ってから出会う貴族の男も、企んでるかと思えばあっさり主人公に落ちて救ってハイ終わり。うーん、ストーリー展開は確かに王道でよかったといえばよかったんですが、もっとパンチが欲しかったです。恨んでた男の事も、主人公無関係な所でよく分からんままに解決したようですし…。そこら辺置いてきぼりでした。
そしてラストのまとめ方、結局夢だったんだよってことなのか、実際にその異世界(どこかの過去?)で主人公は存在してたのか?も謎でした。存在してたのなら、主人公の現在よりもあの世界はあの後どうなったんだろう…とかの方が気になりました。
主人公のお相手が恨んでた男が普通に変なおじさんだったので、せっかくならコイツもイケメンにして主人公にがっつり手を出してきた方が面白かったのになと思いました。ありがちな感じのエロ漫画なら、もっとそっち方面で盛り上げてほしかった。