ネタバレ・感想ありいとめぐりの素描のレビュー

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まずもうページ全体が絵画なのに物語も秀逸
2023年10月17日
泣く。これは心にしみる。
3人の女子高生の、就活ではない人生の進路をきめる物語。
青井秋先生らしい静かで美しい夜のおとぎ話のようなBLではないけど、
女性の(大切なものに対しての)最後にみせる粘り強さや頑固さを感じる物語(^_^)
大切なものは人それぞれ。
だからこそ、心にしみて泣いてしまう。
好きな雰囲気でした
ネタバレ
2022年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公である縫子、その友人の明と友枝の日々の生活や将来への悩みなどが主軸となっています。3人それぞれの視点のお話ですが、その中で縫子が練習している刺繡、その刺繍にまつわる過去の人々の生活や思いのお話も描かれ、縫子達の思いともどこかリンクしていて、幻想的な世界観が感じられました。私自身は刺繍とはあまり縁がないと思っていましたが、一針一針紡がれて国も時間も超えて伝わってきたものがあるというのを知り、すごいなと思いました。背景にも描かれる柄や文様も素敵です。最後までどこか優しく包んでくれるような雰囲気で、縫子達のお話が読めてよかったです。
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この繊細さが好き◎
ネタバレ
2021年2月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 非BL作品。奥行きある世界観が魅力の青井さんのBL作品がとても好きで、世界観をBLに留めるの勿体ないといつも思っていたので、今回刺繍verを読めて嬉しいです。派手さのないしっとりと繊細で優しい話良かったです。

お話はJK2年生の三人娘(縫子・明・友枝)の進路選択をベースに、日本刺繍の工房を営む家系の後継者でもある縫子の、教習布に宿る世界各地の刺繍に纏わる物語が綴られる一冊。
あっさりめのエピだけど世界の様々な時代で、ひと針ひと針思いを込めた女性達の歴史を感じられていい◎

学校生活と並行し厳格な祖父の課題もこなす縫子は、尊敬出来る師(祖父と亡祖母)がいて羨ましい。祖父の口癖〈半端はするな〉には厳しさと愛があり好きです。

バレリーナを目指す明は挫折から再挑戦へ。何も言わなくても親友二人が温かく背中を押すシーン良かった。

明確な夢を持つ二人に比べ内向的なポジの友枝は幼馴染との恋から結婚出産と幸せそう。
美しさってこんな感じ。
2019年9月7日
作品全体に流れる空気感がとても良かったです。私も手芸は好きで、住んでる街は繊維業の街で、織機の音が心地よいです。
衣食住の全て(シーツやランチョンマット等)に関わる刺繍は、いろいろな人の歴史を刻んでいるんだなあと、心が洗われるような読後感でした。
刺繍が好きな人におすすめ
2019年2月3日
趣味で刺繍を始めた頃に見つけて読みました。
世界中にその土地ならではの刺繍があり、またその刺繍の役割や図案に、意味や思いがあることをこの漫画で知りました。現代の女の子たちの悩みと、刺繍の世界の人たちの悩みは違うけど似ています。だから読んでいる私にも通じるものがある、そう思う作品でした。
思い悩む女の子の美しい姿
2017年5月16日
日本刺繍の家業を継ぐよう育てられたが、世界各地の様々な技法の刺繍作品を祖母の遺品の中から見つけたことで、「自分が将来表現したい刺繍」について悩む縫子。
大好きなバレエをあきらめ受験に専念しようとするも、刺繍ひとすじの縫子がまぶしくて心乱される明。
そんな2人に比べてやりたい事のない自分は平凡すぎると焦る友枝。
3人の心情にリンクするように、各話で刺繍を手がけた世界各地の女性の話が出てきて、もうずっと昔から女性は悩みながらも色んなものを生み出してきたのだと、勇気付けられます。
学生の時にこの作品に出会えていたらな…と思いました。
背景の植物や刺繍の絵が細密で美しいです。
刺繍で紡がれる物語
2020年9月15日
作者さん買いです。絵が透明感あって、その上物語りもちょっぴり切なくて異世界に入り込んだような雰囲気で好み。こちらの漫画もそんな雰囲気をもって、刺繍から紡がれた物語と3人の少女の未来への不安と葛藤が織り込まれて素敵でした。
好みが分かれると思うけど私は好きです。
2020年3月4日
短編というか連作なのかな。高校生の揺らぐ感じが刺繍を通して お話の世界を 不思議な感じにしてくれてるように思いました。
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幻想の世界にに誘う
2018年9月10日
よかった。3人の少女の生き様もさることながら,刺繍の一作品の情景がエキゾチックに描かれる。もっと続いてもよかったんだけど。
人生
ネタバレ
2018年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生の将来の悩みを昔の刺繍をからめた話です。
ふーんと思いながら読みました。
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