梅太郎先生好きで作家買いです。他の方のレビュー通り、表題作だけでも(関連2作含め)400pとボリュームがあって、登場人物の丁寧に心情が描かれてるし、人物の絡みに謎が多くて展開も読めないので飽きることなくラストまで切なさを楽しめました。梅太郎先生の他の作品では、スパダリの社長とウダウダリーマン受けの社会人モノばかり読んでたので、学生と先生というパターンは珍しくて、それもよかったです。そのあとの短編は付け足しな感じでしたが、ラストのお話"フラワーボーイ"は出てくる女の子たちもいい子ばかりで、マイノリティの子の心理的悩みも上手く掴んでて良かったです。このボリュームでこのお値段はお値打ちですね!